南房総市で葬儀・家族葬のできる斎場を探す
南房総市の斎場・火葬場
千葉県・南房総市の代表的な斎場・火葬場としては、安房聖苑があげられます。
安房聖苑は、南房総市、鴨川市、館山市、鋸南町で構成する安房郡市広域市町村圏事務組合が管理する公営斎場(火葬場)です。南房総市山名345番地にあり、交通アクセスは内房線・九重駅から車で約10分となっています。施設概要は、火葬炉6基、告別室3室、収骨室2室、待合室7室等となっており、火葬炉は予備スペースが2基分ありますので、増設可能です。最寄り駅からは距離がありますが、駐車場には乗用車78台、身障者用2台、大型バス2台、中型バス8台が停められるスペースがあるため、お車でのアクセスも可能です。新しくて綺麗な新火葬場ですが、こちらは火葬だけの施設です。そのため、通夜、告別式を行うための葬祭場を別途用意する必要があります。また、ご遺体の安置室がないため、ご自宅もしくは葬祭場でご安置しなければいけません。
火葬料金は、南房総市など組合に属する市町の住民は15,000円(12歳以上)となっています。それ以外の方は50,000円とやや割高です。火葬中の待合室の利用については組合内外問わず無料です。なお、南房総市では「安房聖苑」の供用開始に合わせ、13,000円(12歳以上)だった火葬料を15,000円に改定しています。
安房聖苑は、館山火葬場、千倉火葬場の老朽化による不便さを解消するため、平成24年10月に開設された新しい火葬場です。周辺を緑に囲まれる和風平屋建ての建物は、近代的でありながら日本人の心にマッチする和みの空間となっています。また、バリアフリー環境の導入に力を入れており、すべての方が安心して利用できる斎場を目指しています。
そのほか、南房総市民が利用しやすい斎場・火葬場としては、長狭地区火葬場があります。こちらは鴨川市が運営する公営の火葬場ですが、南房総市民も利用できます。鴨川市東町1850-17にあり、交通アクセスはJR・安房天津駅から車で約15分となっています。隣接する鴨川市の斎場とはいえ距離的には遠いのですが、火葬料は安房聖苑を利用する場合と同じ金額です。ただし、火葬炉の数が2基と少なく、昭和59年開設のため施設の古さは否めません。
南房総市内にあるその他斎場
安房聖苑以外で、南房総市民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。
斎場名 | 住所 | 公営/民営の区分 |
---|---|---|
千倉法輪閣 | 南房総市千倉町宇田306-1 | 民営斎場 |
白浜法輪閣 | 南房総市白浜町白浜2444 | 民営斎場 |
メモリアルホール千倉 | 南房総市千倉町平磯1586-1 | 民営斎場 |
ヤマト千倉斎場 | 南房総市千倉町北朝夷1209 | 民営斎場 |
南房総市とは
南房総市は千葉県の南部に位置しており、館山市、鴨川市などと隣接しています。地理的には房総半島の最南端にあり、三方を海に囲まれています。平成18年3月20日に安房郡富浦町、富山町、三芳村、白浜町、千倉町、丸山町、和田町が合併して誕生したため、広大な市域を有しています。この辺りの歴史を調べると、718年に上総国から分かれ安房国と呼ばれていました。かつては多数の荘園があり、早くから発展していた地域です。昔から漁業が盛んな土地で、旧・白浜町では海女によるアワビ漁が行われています。また、アワビの養殖にも力を入れており、平成7年6月には養殖を手掛ける県の施設が完成しています。さらに、旧・和田町には関東で唯一の捕鯨基地があり、クジラ漁も行われています。このように海との関りが深い南房総市ですが、果樹栽培、花卉栽培も盛んで、果物ではビワ、温州ミカンの産地として知られています。花卉栽培においては、旧・富浦町にカーネーション団地と呼ばれる産地があるほどです。さらに、酪農も行われており、旧・丸山町には千葉県史跡に指定されている日本酪農発祥の地の「千葉県嶺岡乳牛試験場」があります。このように、豊かな自然を活かした産業が発展している南房総市ですが、市の全域が過疎地域に指定されており、人口減少が加速しています。
厚生労働省が発表している「平成20年~平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、南房総市の総人口は41,749人。年間の死亡者総数は3,734人となっています。
現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者3,734人はほぼそのまま南房総市で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、南房総市では毎日10.2人の方の火葬が行われている計算になります。
南房総市の死亡者数は千葉県のなかでは21番目で、1日あたり10.2人の方の火葬が行われているというのは少ないとは言えません。冒頭で紹介した安房聖苑は、南房総市を含む3市1町の住民が利用する公営斎場(火葬場)です。そのため、日程によっては予約が取りにくい日もあるでしょう。火葬炉数は6基と多く、予備スペースも2基分ありますが、現時点では充分と言えません。隣りの鴨川市には長狭地区火葬場がありますが、こちらには火葬炉が2基しかありません。こういった状況から、公営の斎場を利用して費用を抑えつつ、ご希望の日程通りにご葬儀を行うためには、出来る限り早い段階で葬儀社の担当者へ相談することをお勧めいたします。
葬儀でよくあるトラブル
国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。
大切な葬儀で料金トラブル発生!-後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと-
このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。
レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。
- 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
- 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
- 追加サービスにより請求金額が高額になることがある
葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。
葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。南房総市にお住まいの方もまた例外ではありません。
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