嬬恋村で葬儀・家族葬のできる斎場を探す
嬬恋村の斎場・火葬場
群馬県・吾妻郡嬬恋村の方が利用する代表的な斎場としては、吾妻郡西部火葬場と吾妻郡東部火葬場・なかのじょう聖苑があげられます。
吾妻郡西部火葬場は中之条町・長野原町・嬬恋村・草津町・高山村・東吾妻町で構成される吾妻広域町村圏振興整備組合によって開設され、草津町が運営委託されている公営斎場(火葬場)です。所在地は群馬県吾妻郡草津町大字草津641番地38。交通アクセスは、JR吾妻線・長野原草津口駅から車で約22分となっています。吾妻郡西部火葬場は、その名の通り火葬だけの施設です。斎場内に通夜・告別式を行うための式場はありませんので、ご葬儀に関しては別途民営斎場等で行うことになります。施設概要を見ると、吾妻郡西部火葬場には火葬炉2基のほか、炉前ホール、待合室、収骨室、霊安室などが設けられていますが、かなり小規模な斎場(火葬場)です。
故人または申請者および喪主の方が嬬恋村の住民の場合、火葬料は11,000円(12歳以上)、待合室は2,000円、霊安室は24時間につき3,000円となります。
なかのじょう聖苑も吾妻郡西部火葬場と同じく、中之条町・長野原町・嬬恋村・草津町・高山村・東吾妻町で構成される吾妻広域町村圏振興整備組合が運営する公営斎場です。所在地は群馬県吾妻郡中之条町大字西中之条1501番地1。交通アクセスは、JR吾妻線・中之条駅から車で約7分となっています。なかのじょう聖苑は火葬棟・待合棟・斎場棟に分かれており、火葬棟は火葬炉2基、特別炉1基、告別ホール、霊安室、収骨室で構成され、待合棟には待合ホール、待合室2室、斎場棟には140席設置できる広さの斎場(式場)が設けられています。なお、待合室に関しては、お清め所として利用するだけでなく、通夜(17時から翌朝8時までの間)の会場としても利用可能です。
故人または申請者および喪主の方が嬬恋村の住民の場合、火葬料は11,000円(12歳以上)です。式場は、通夜・告別式それぞれ1回(2時間30分以内)につき50,000円で、待合室については、火葬または通夜式で利用する場合2,000円、通夜、霊安室利用によるものは10,000円となっています。そのほか、霊安室は24時間につき3,000円と、嬬恋村の住民にとってリーズナブルな料金設定です。
※吾妻郡西部火葬場、なかのじょう聖苑のいずれも、上記6町村の住民ではない方も利用可能ですが、火葬料は31,000円(12歳以上)で、そのほかの料金も割高になっています。なかのじょう聖苑の式場も1回につき150,000円と、組合構成町村より高い料金設定です。
吾妻郡西部火葬場は嬬恋村の中心地から約19km、車で約29分の距離で、なかのじょう聖苑は約40km先にあり、所要時間は車で約55分と、やや遠くなります。距離だけで比較すれば吾妻郡西部火葬場の方が良いのですが、吾妻郡西部火葬場には式場がないため、別途ご葬儀のための斎場を押さえる必要があります。その点で見れば、通夜から告別式まで一貫して行える環境を有しているなかのじょう聖苑の方が利便性が高いと言えます。ただしどちらの斎場も嬬恋村民だけでなく、そのほかの組合構成町村の住民も利用しているため、日程によっては予約が取れず、火葬待ちとなる可能性があります。
そのほか、嬬恋村民が利用しやすい斎場・火葬場としては、はるなくらぶち聖苑があります。嬬恋村の中心地から約55kmという距離で、所要時間は車で1時間15分くらいです。はるなくらぶち聖苑を嬬恋村の住民が利用する場合、火葬料は30,000円(12歳以上)となり、斎場については、通夜・告別式それぞれ1回110,000円、待合室は、火葬、通夜、精進落としの利用でそれぞれ1室11,000円です。また、霊安室は24時間につき11,000円、親族控室は1回11,000円となり、全体的に費用負担が大きくなりますので、嬬恋村の方はできる限り吾妻郡西部火葬場、もしくは吾妻郡東部火葬場・なかのじょう聖苑を利用した方が良いでしょう。
嬬恋村で利用者の多い斎場
上記以外で、嬬恋村民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。
斎場名 | 住所 | 公営/民営の区分 |
---|---|---|
メモワールつまごい | 吾妻郡嬬恋村大字鎌原1156-1 | 民営斎場 |
くさつ葬儀館 | 吾妻郡草津町大字草津641-31 | 民営斎場 |
渋川メモリードホール | 渋川市白井2179−1 | 民営斎場 |
あがつまメモワール | 吾妻郡中之条町大字伊勢町4-3 | 民営斎場 |
嬬恋村とは
嬬恋村は群馬県の西端に位置し、吾妻郡に属する町です。嬬恋村は高原キャベツの産地として知られ、浅間山、四阿山、本白根山などの山々に囲まれる高原地帯には広大なキャベツ畑が見られます。また、嬬恋村には万座温泉、鹿沢温泉など多くの温泉地があり、別荘地としても人気がある土地です。嬬恋村の主な産業は農業と観光業を中心としたサービス業ですが、近年は農業よりも観光業の就業者数が多くなっており、村内には、浅間山熔岩樹型(特別天然記念物)、鬼押し出し溶岩流(自然景観)、レンゲツツジ群落(天然記念物)のような自然の偉大さを感じる観光スポットのほかに、軽井沢おもちゃ王国、万座温泉スキー場、表万座スノーパーク、無印良品カンパーニャ嬬恋(キャンプ場)などのレジャースポットが多数あります。さらに、嬬恋村はスピードスケートが盛んな土地で、出身有名人には、黒岩彰、黒岩敏幸、小林和朗、宮崎今佐人などスピードスケート選手が多く、黒岩彰は1988年カルガリーオリンピックにおいて銅メダルを獲得しています。
厚生労働省が発表している「平成20年~平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、嬬恋村の総人口は10,039人。年間の死亡者総数は591人となっています。
現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者591人はほぼそのまま嬬恋村で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、嬬恋村では毎日1.6人の方の火葬が行われている計算になります。
1日あたり1.6人というのは、他の市町村と比べてもかなり少ない方ですが、吾妻郡西部火葬場、なかのじょう聖苑のいずれも嬬恋村を含む6町村の住民が利用しており、斎場の規模が大きくないことから、予約が集中してしまうと火葬待ちとなることがあります。費用的なメリットが大きい吾妻郡西部火葬場、または、なかのじょう聖苑を利用したい場合は、なるべく速やかに葬儀社の担当者へ相談することをおすすめします。
葬儀でよくあるトラブル
国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。
大切な葬儀で料金トラブル発生!-後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと-
このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。
レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。
- 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
- 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
- 追加サービスにより請求金額が高額になることがある
葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。
葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。嬬恋村にお住まいの方もまた例外ではありません。
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葬儀を依頼する際は、信頼して任せられる葬儀社を選ぶことが重要です。
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