2018.3.16

葬儀疲れを感じたら~ストレス・多忙・睡眠不足による心身疲労にご注意を

葬儀疲れを感じたら~ストレス・多忙・睡眠不足による心身疲労にご注意を

葬儀が終わったあと、疲れが出て寝込んだ、という人は意外と多いです。葬儀は短期間でさまざまな準備が必要です。忙しさから睡眠不足に加え、精神的にもストレスがたまりやすいです。今回は、葬儀疲れを感じたときの対処法や、事前にできる対策をご紹介します。

葬儀疲れを感じる原因

葬儀前から葬儀後まで準備に追われる

葬儀疲れは、葬儀の準備そのものに加え、独特のしきたりや参列者への対応がストレスになって起こる場合があります。
葬儀後も、忌明けや一周忌など、一区切りつくまでは事務処理や法事の準備などに追われます。慣れない準備や作業を短期間でこなさないといけないという忙しさから、睡眠不足になることも多いです。

葬儀までに気持ちを切り替える暇がない

葬儀の疲れは、多忙による身体的な疲労に加え、精神的な疲労から起こることもあります。
葬儀までの時間は限られているため、大切な人が亡くなったという現実に、心が追いつかないことも多いからです。
大切な人を失ったことを悲しむことや、気持ちを切り替えることができないまま葬儀を行うと、心が感情を受け止められず、現実とのギャップで、ストレスとなる場合があります。人によっては葬儀後にパニックになったり、頭痛や嘔吐といった症状を引き起こすこともあります。

葬儀の疲れを感じたときの対処法

疲れを感じたときは葬儀社のスタッフや周りの人に頼ろう

葬儀の疲れを感じたときは、遠慮なく周りの人を頼りましょう。体調が悪いときは我慢しないことが大切です。葬儀社のスタッフや周囲の人に、任せるところは任せて、準備の途中であっても、少し休む時間をつくりましょう。

葬儀後は時間をかけて気持ちを整理しよう

大切な人が亡くなったときは、悲しみが大きいほど体や心に影響を与え、疲れを感じる以外にも、さまざまな症状を引き起こします。葬儀が終わっても、睡眠障害や呼吸障害といった身体的な症状が続く人もいれば、喪失感や集中力の欠如などの症状が出る人もいます。どのような症状が出るか、症状の重さは人によって異なります。
ともあれ、気持ちの整理は焦らず、少しずつ時間をかけて行うことが第一です。
もし、家族の中で、症状が重い人がいれば気持ちに寄り添い、受け止めてあげてください。
最近は葬儀社の中でも、大切な人を失くした遺族が抱く悲しみや、精神的な問題に対しのケア(グリーフケア)を意識しているところがあります。サービスのひとつとして、グリーフケアを行っている会を紹介してもらえることもあるので、相談してみるのもいいかもしれません。

葬儀疲れを減らす対策をたてよう

葬儀の疲れは、事前に対策をとっておくだけで、身体的にも、精神的にも余裕が生まれることがあります。どんな工夫ができるか、対策方法を一つずつ見ていきましょう。

  1. 葬儀についての情報収集をする
  2. 信頼できる葬儀社を見つける
  3. 葬儀に関する地域のしきたりを知っておく
  4. 葬儀参列者への対応は気心知れた人と協力する
  5. 葬儀当日は、作業の確認を十分に行う

葬儀疲れを減らす工夫(1)葬儀についての情報収集をする

葬儀の疲れを減らすポイントのひとつは、早いうちから葬儀について情報を収集しておくことです。情報を集めておくだけでも、気持ちに余裕が生まれやすくなるからです。
例えば、臨終後に葬儀社を探すより、「ここに頼もう」と決めておけば、いざというとき迷わずにすみます。葬儀費用が心配だという人は、希望する葬儀形式の相場がどのくらいか知っておけば、事前に準備することもできるでしょう。

葬儀疲れを減らす工夫(2)信頼できる葬儀社を見つける

遺族の精神的な負担を軽くする存在のひとつが、葬儀社です。葬儀社は、遺族が知らないことや、経験不足の部分をカバーしてくれる存在だからです。
葬儀は、儀式そのものだけでなく、病院の手続きや搬送、ご遺体の安置、関係者への連絡など、さまざまな準備が必要です。ですが、葬儀を行うタイミングは突発的に起こることや、大切な人を亡くして動揺している中、準備を始めることが多いです。遺族は葬儀を行うにあたり、主体的に動かなければなりません。ですが、気持ちが落ち着かないまま、葬儀という非日常のシチュエーションに置かれ、重圧を感じることも少なくありません。
信頼できる葬儀社を見つけておけば、葬儀を行うにあたり、遺族のよきサポート役となり、精神的な安心感にもつながるでしょう。

葬儀社と事前に打ち合わせをしておくと、より負担減に

葬儀社を探すときは、事前に相談し、ご遺体の安置先や葬儀をどこで行うかなど、打ち合わせをしておくのもおすすめです。実際に葬儀が必要になった場合、連絡をするだけで、打ち合わせ内容に合わせて動くことができ、より気持ちに余裕が生まれやすいからです。
葬儀では、意外と関係者への連絡や、食事の用意と席順に頭を悩ますことも多いです。事前に葬儀社と、葬儀内容だけでも打ち合わせておけば、遺族はほかのことに力を注ぎやすくなるはずです。

葬儀疲れを減らす工夫(3)葬儀に関する地域のしきたりを知っておく

葬儀のしきたりや慣習は地域差があります。葬儀を行うにあたり、初めて独特のしきたりを知り、びっくりこともあるでしょう。
しきたりや慣習に厳しい人もいるので、遺族としては「文句を言われないようにしないと」と、精神的に疲労を感じやすいです。
地域のしきたりや慣習に関しては、年配の人に聞くのが一番です。日ごろから、親族や近所の人とつながりを持つよう心がけてみてください。厳しい人もいるかもしれませんが、わからないことはその都度尋ねることで、教えてもらえることは多いはずです。
親戚や近所との付き合いは、面倒に感じることが多いかもしれません。ですが、きちんと付き合いをしておけば、いざというときは味方になってくれたり、協力してくれることも多いでしょう。

葬儀前に宗派のしきたりも知っておくとベター

自分の属している宗派やお寺を知っておくことも、葬儀を行うにあたり、精神的な疲れを減らすポイントになります。葬儀のありようは、宗派によっても異なります。分からないことは同じ檀家の年配の人に尋ねてみるのもいいでしょう。

葬儀疲れを減らす工夫(4)葬儀参列者への対応は気心知れた人と協力する

葬儀にはたくさんの参列者が訪れ、お茶出しや対応に追われます。遺族だけでは対応しきれない可能性は高いですし、対応したとしても体力の消費は大きいです。親戚の中でも年齢が近い人や、気心知れた友人、兄弟姉妹を頼り、協力して対応しましょう。きっと助けてくれるはずです。

葬儀社のスタッフを多めに頼むという方法も

気安く頼めるような人が身近にいない場合は、葬儀社に相談してみてください。スタッフを多めに手配してもらえる可能性があります。

葬儀疲れを減らす工夫(5)葬儀の事務手続きは確認を

葬儀当日は、各担当者との確認作業も大切です。葬儀で疲れることは、準備や当日の進行だけでなく、終わってからの事務処理も疲れを感じやすいポイントです。
特に疲れやすいのが、香典の処理です。いただいた香典は、忌明けを目安に香典返しを送りますが、住所や氏名、いただいた香典額がしっかり分かっていないといけません。
受付の人には、参列者から香典を預かったとき、住所とフルネームが書かれているか、芳名帳には住所や氏名、電話番号が書いてあるかを確認してもらうようにしましょう。
香典返しをするとき、住所や下の名前が抜けていると、調べるのに手間がかかります。1件や2件ならまだしも、何件も重なると大変ですし、その分疲れも蓄積します。
また、香典袋と、芳名帳との数が合うかもしっかりチェックしてもらいましょう。記帳漏れがあると、香典返しを準備するまでにもう一度確認をしなければならない。

精神的な余裕をつくって葬儀疲れを減らそう

葬儀社や周囲の人に相談し、協力してもらおう

葬儀の疲れは、「いつまでに準備しないといけない」とスケジュールに追われ、準備のために睡眠を削ることが多いです。身体的な疲れ以外にも、緊張状態が続くことで、精神的にもストレスや疲労がたまりやすいです。
疲労によって倒れてしまっては、元も子もありません。そうなる前に葬儀社や、周囲の人に相談し、頼れる部分は頼りましょう。周囲もきっと協力してくれるはずです。

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