2018.1.26

葬儀でいただいた供花へのお礼~ルールと注意点~

葬儀でいただいた供花へのお礼~ルールと注意点~

葬儀において、供花は故人の供養のために飾るお花です。親しい間柄の人や、仕事上の付き合いがある人、葬儀に参列できない人など、さまざまな関係の人から届く可能性があります。
供養のために届けられるお花とはいえ、何らかのお礼はしたいですよね。今回は、葬儀に届いた供花に対するお礼の仕方についてご紹介します。

葬儀に参列できず、供花だけをいただいた場合

お礼状を出す

遠方や仕事など、事情があって葬儀に参列できない人から供花が届いた場合は、葬儀後、落ち着いてからお礼状を出すのが一般的です。
ちなみにお礼状は、供花以外に、弔電だけをもらった場合にも出します。

お礼状に書くポイント

  • 「拝啓」「敬具」といった頭語と結語
  • 時候の挨拶
  • 供花に対するお礼の言葉
  • 葬儀が無事に終わったことの報告
  • お礼や相手の健康を願う言葉、締めのあいさつ
  • 日付
  • 住所
  • 名前
お礼状の文例

拝啓 ○○の候 皆様にはますますご清栄のことと拝察申し上げます
この度は亡き父△△の葬儀に際しまして立派なご供花を賜り誠にありがとうございました
謹んでお受けいたし霊前に飾らせていただきました
故人もさぞ喜んでいることかと存じます
おかげさまをもちまして葬儀も滞りなく終えることができました
格別のご高配と生前のご厚誼に重ねて厚く御礼申し上げます
略儀ながら書中をもちまして御礼のご挨拶を申し上げます

                                    敬具

 平成××年×月
 (住所)
 喪主△△△△

葬儀に参列してもらい、且つ供花もいただいた場合

香典返しにお礼状を添える

血縁者や親しい間柄の人などは、葬儀に参列し、且つ供花も届く場合があります。葬儀にも参列していただき、供花も届いた人へのお礼は、香典返しをするときにお礼状を添えるのが一般的です。
供花以外に、供物をいただいた場合も同様です。

お礼状を出すときの注意点

手書きが基本

供花に対するお礼状は、手書きをするのがマナーです。通夜や葬儀・告別式で渡す会葬礼状は印刷でもかまわないので、お礼状の場合と区別して準備するよう、気を付けしましょう。

黒やグレーの枠が入ったハガキを使うのが一般的

お礼状は、黒やグレーの枠が入ったハガキや、カードを使うのが一般的です。
葬儀社によっては、お礼用のカードを用意している場合があるので、相談してみてましょう。

葬儀後、四十九日までに送るのがマナー

供花のお礼は急いでする必要はないものの、四十九日の忌明けまでに送るのがマナーです。一般的には葬儀が終わり、2、3週間たったくらいで送る人が多いようです。
香典返しを送る予定があれば、お礼状は香典返しに添えて送りましょう。

年末年始に亡くなった場合は松の内を避ける

いくら供花のお礼状とはいえ、年明けのおめでたい時期は送るのを避けます。
もし年末年始に亡くなった場合は、松の内とされる1/1~1/7を過ぎてからお礼状が届くようにしましょう。

葬儀後、供花に対するお礼の品を渡すこともある

決まりではないので、迷ったときは相談を

供花は故人へのお供えなので、本来は香典返しと違い、お礼の品物を返す必要はないとされています。ですが、地域や状況によって、お礼状に添えて、お礼の品を返すことがあるようです。
お礼の品が必要かどうかは、地域差があります。判断に困ったときは葬儀社や周りの人に相談してみてください。

葬儀の供花に対するお礼の品を用意する場合

お菓子を渡すのが一般的

お礼の品は、菓子折りを用意するのが一般的です。会社や習い事の仲間など、大人数から連名で供花をいただいた場合は、分けてもらいやすいよう、小分けになったお菓子を用意するといいでしょう。
ただし連名でも部署が違う場合や、一人ひとりがバラバラの場所に住んでいる場合などは、それぞれに個別でお返しを送るのがマナーです。

最近はカタログギフトも人気

供花のお礼に渡す品は、タオルなど消え物を選ぶことが多いですが、相手に好きなものを選んでもらえるカタログギフトも人気です。

お礼の品は少し余分に用意しておく方がベター

香典返しの品と同じく、供花に対するお礼の品も、少し多めの数を用意しておきましょう。
葬儀後に直接弔問に訪れる人や、お供えを送ってくださる人もいるので、予備があるほうがすぐに対応できるからです。

葬儀での供花に対するお礼の品の相場

いただいた供花の1/2~1/3が目安

葬儀で供花をいただいた場合に、お礼の品を用意する場合は、金額に対して1/2~1/3程度にするのが一般的です。
ですが、厳密な決まりはなく、そもそもお返しの必要がないものでもあるので、相手が恐縮しない程度の品物を返すのが基本です。気持ちが伝わる1,000~2,000円程度の品物でもかまいません。

立派な供花をいただいたときは、香典返しの予算を増やす

立派な供花をいただいた場合は、「そのままお返しをすると相手に気を使わせてしまうかもしれない、といって気持ちばかりのお返しではこちらの気が済まない」ということもあります。
例えば供花は相場が15,000円ほどとされているので、香典で考えると15,000円分もらったことになります。通常なら単純計算で5,000~7,500円相当の品物を返すところを、2,000円程度のお返しにするのは気が引ける、という人もいるのではないでしょうか。
そんなときは、供花の分を考慮して、香典返しの予算を少し増やす方法があります。香典や供花などいただいた分を、全部まとめて香典返しという形でお返しすれば、お互いにスッキリしやすいのではないでしょうか。

葬儀での供花に対するお礼の品のかけ紙

表書きは「志」が一般的

供花のお礼の品にかけるのし紙は、表書きを「志」にするのが一般的です。「志」には、「気持ち」という意味が込められています。

地域によっては「粗供養」

地域によっては、表書きを「粗供養」とすることがあります。特に関西地方で使われることが多いようです。判断に困ったら贈り物専門店や葬儀社などに相談しましょう。

葬儀で供花をいただいた人へ、きちんとお礼をするために

いただいた供花一つひとつが誰からか、しっかり記帳をしておこう

葬儀でいただいた供花のお礼をきちんとするには、一つひとつの供花が誰からのものか、漏れのないよう記帳しておくことが大切です。
葬儀の際、喪主や遺族はバタバタして、ゆっくりと確認する暇がないかもしれないので、親族や頼れる人に記帳をお願いしておくといいでしょう。

葬儀の供花には、後日お礼状を出すのが第一

お礼の品物も一緒に用意するかは地域差があるので確認を

葬儀で供花をいただいた際は、後日落ち着いてからでいいので、お礼状を出すようにしましょう。葬儀が終わり、「やれやれ・・・」とゆっくりしたいところですが、供花は故人への供養の気持ちが込められたお花です。気持ちがこもったものをいただいたからには、受け取った側も気持ちで返すことが大切ですよね。お礼状は気持ちを伝えるのにぴったりの存在です。
地域によっては、お礼の品物を添える場合がありますが、判断が難しいと思ったら、悩まず葬儀社や周りの人に相談してみてください。

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