新宿区で葬儀・家族葬のできる斎場を探す

新宿区の斎場・火葬場

東京都・新宿区の代表的な斎場・火葬場としては、落合斎場があげられます。

落合斎場は、都内で6か所の斎場をもつ東京博善が運営する民営斎場です。交通アクセスは、東京メトロ東西線の落合駅から徒歩5分という便利さで、駐車場も完備しています。3階建ての建物には重厚感があり、館内はゆとりのある空間となっています。火葬炉は10基備えられ、館内には式場4室、休憩室11室、控室4室などがあります。また、霊安室があるため、病院等からご遺体を直接お連れすることができます。

落合斎場は火葬場と式場が揃う総合斎場です。お通夜から葬儀まで一貫して行うことができることが大きな強みです。火葬炉は、特別賓館、特別室、最上等の3等級に分かれており、それぞれ料金は、最上等59,000円、特別室107,500円、特別賓館177,000円となっています。特別殯館を利用すると出棺用霊柩車が無料となります。式場のキャパシティは1部屋40席となっており、利用料は243,540円（雪）です。

落合斎場は最寄り駅から徒歩圏内ですが、山手通り・早稲田通りからも近いため、車でのアクセスも便利です。宗派・地域を問わず利用できる総合斎場で、火葬炉も10基と多いため近隣の方々から長く愛され続けています。また、新宿区民も区民葬制度を利用することができるため、条件に合えば上記金額よりも安く落合斎場を利用することができます。

そのほか、新宿区に近い斎場・火葬場としては、「代々幡斎場」があります。落合斎場と同じく東京博善が運営する民営斎場です。交通アクセスは、京王新線・幡ヶ谷駅から徒歩6分です。こちらも火葬炉は10基あり、式場と控室は各6室と落合斎場より数は多くなっています。火葬料、式場利用料など料金体系は落合斎場と同じですが、代々幡斎場の良いところは、敷地内、周辺ともに緑が多い環境ということでしょう。

新宿区内にあるその他斎場

落合斎場以外で、新宿区民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。

新宿区とは

新宿区は23区西部に区分される特別区の一つです。東京都の都庁所在地である新宿区ですが、昭和22年に発足したため行政機構としての歴史は浅い自治体です。隣接する自治体には千代田区、港区、文京区、渋谷区、豊島区などがあります。新宿区がある地域の歴史を見ると、甲州街道沿いの宿場町として江戸時代から繁栄を見せ、明治時代には成熟した住宅地として機能していました。現在は、新宿駅を中心にビジネス街も大きく発展しており、企業の本社も多数存在しています。また、早稲田大学、東京理科大学など教育機関も多く、慶應義塾大学病院、東京医科大学病院、東京女子医科大学病院など大学病院も多数あります。区の人口は増加傾向にあり、企業が多いことから昼夜間人口差が特に大きいのですが、夜は歌舞伎町などの繁華街を中心に賑わいを見せ、「眠らない街・新宿」「不夜城」などと呼ばれています。西新宿の超高層ビル群など都会としての顔が目立つ新宿区ですが、新宿御苑をはじめとする大型公園も比較的多く、緑も豊かな土地です。

厚生労働省が発表している「平成20年～平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、新宿区の総人口は299,319人。年間の死亡者総数は12,183人となっています。

現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者12,183人はほぼそのまま新宿区で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、新宿区では毎日33.4人の方の火葬が行われている計算になります。

新宿区の死亡者数は東京都内で15番目となる数で、１日あたり33.4人の方の火葬が行われているというのはとても多いと言えます。冒頭で紹介した落合斎場は、新宿区民のほか、中野区、豊島区、杉並区、練馬区などにお住いの方々が利用しています。火葬炉の数も多めで、キャパシティは大きい方ですが、それでも予約が集中した際には火葬待ちという不本意な状態となるかも知れません。斎場選びで悩まないためには、出来る限り早い段階で葬儀社の担当者へ相談することをお勧めいたします。

葬儀でよくあるトラブル

国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。

大切な葬儀で料金トラブル発生！－後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと－

このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。

レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。

• 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
• 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
• 追加サービスにより請求金額が高額になることがある

葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。

葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。新宿区にお住まいの方もまた例外ではありません。

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