品川区で葬儀・家族葬のできる斎場を探す
品川区の斎場・火葬場
東京都・品川区の代表的な斎場・火葬場としては、臨海斎場があげられます。
臨海斎場は、品川区、港区、目黒区、大田区、世田谷区で組織する臨海部広域斎場組合が運営する公営斎場です。平成11年10月に設立された臨海部広域斎場組合では、組合に属する区の住民が費用を抑えてご葬儀を執り行うことができるよう、環境を整備しています。交通アクセスは、東京モノレール「流通センター」駅から徒歩約10分です。火葬炉は10基あり、そのほかに霊安室、収骨室、待合ホール、式場、控室などを併設している総合斎場です。公営斎場という安心感も大きいのですが、お通夜から葬儀までを同じ施設で行えることは大きなメリットです。
臨海斎場の火葬料は、品川区など組織区に属する区民の場合は34,500円(大人)ですが、組織区外住民が利用する場合は70,000円(大人)となります。同じく、葬儀式場に関しても、組織区住民は式場56,000円、遺族控室14,000円、会葬者控室30,000円の合計10万円で利用できますが、組織区外住民の場合は合計で30.2万円とかなり割高になります。4室ある式場の収容人数はおよそ70人です。そのほか、待合室2,000円、柩保管施設(24時間)は3,000円となっています。
臨海斎場は、リーズナブルな価格で利用できることが大きな魅力ですが、利用者のホスピタリティの充実にも力を入れています。遺族控室には入浴設備があり、お通夜の晩には宿泊が可能です。テレビ・冷蔵庫・ポット・ドライヤーなども常備されており、ご葬儀の準備で忙しい場合もご遺族の方の身体の負担が少なくなるよう配慮しています(貸布団と朝食は売店でのお取次ぎ)。
そのほか、品川区に近い斎場・火葬場としては、「桐ケ谷斎場」があります。東京博善が運営する民営斎場で、品川区の中心地からは約3㎞という近さです。交通アクセスは、東急目黒線・不動前駅から徒歩7分、JR五反田駅からはバス利用になります。火葬炉は12基あり、料金は最上等59,000円、特別室107,500円、特別殯館177,000円となっています。式場の利用料は、雪243,540円、鶴432,000円、雲972,000円と、グレードごとにかなり金額に幅があります。民営斎場のため費用的にはお高くなりますが、規模の大きいご葬儀の場合はこちらもお薦めです。
品川区内にあるその他斎場
臨海斎場以外で、品川区民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。
斎場名 | 住所 | 公営/民営の区分 |
---|---|---|
なぎさ会館 | 品川区勝島3-1-3 | 公営斎場 |
大成会館 | 品川区東中延1-11-11 | 民営斎場 |
霊源寺 | 品川区荏原1-1-2 | 民営斎場 |
安楽寺別院 五雲閣 | 品川区西五反田5-5-12 | 民営斎場 |
摩耶寺会館 | 品川区荏原7-6-9 | 民営斎場 |
本覚寺 大光普照殿 | 品川区南品川1-10-11 | 民営斎場 |
天妙国寺 鳳凰会館 | 品川区南品川2-8-23 | 民営斎場 |
スペース品川 | 品川区荏原1-10-5 | 民営斎場 |
丸山寺 | 品川区二葉4-12-15 | 民営斎場 |
大経寺 | 品川区南大井2-5-6 | 民営斎場 |
高福院 | 品川区上大崎2-13-36 | 民営斎場 |
安養院 ひかり陵苑 | 品川区西五反田4-12-1 | 民営斎場 |
セレモニーホール大成 五反田 | 品川区西五反田5-30-13 | 民営斎場 |
品川区とは
品川区は東京23区の南部に位置する特別区の1つです。隣接する自治体は、港区、江東区、目黒区、大田区などで、区域の南部は東京湾に面しています。その歴史を見ると、奈良時代、平安時代には京都と国府の中継の馬屋として機能する交通拠点になっており、江戸時代には東海道の第一宿場として発展していきました。京浜運河・天王洲運河・天王洲南運河・勝島運河など多くの運河があることも特徴のひとつで、湾岸開発も早くから進められていました。現在も新幹線に乗車する多くの方が品川駅を利用するなど、交通の拠点として賑わっています。品川と言えば、日本初のビール工場があったことが知られており、東京湾で養殖された海苔を使ったせんべいの品川巻や沢庵漬けなども名物の1つです。また、区内各地に寺院があり、特に旧東海道付近に多く見られます。神社も多く、品川神社、荏原神社など東海七福神に数えられる神社のほか荏原七福神の神社もあり、2つの七福神めぐりのコースが人気です。現在、品川駅周辺は再開発が進んでいますが、先進的な建物と歴史的建造物が共存しているのが品川区の特徴と言えるでしょう。
厚生労働省が発表している「平成20年~平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、品川区の総人口は357,309人。年間の死亡者総数は13,996人となっています。
現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者13,996人はほぼそのまま品川区で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、品川区では毎日38.3人の方の火葬が行われている計算になります。
品川区の死亡者数は東京都内で13番目となる数で、1日あたり38.3人の方の火葬が行われているというのはとても多いと言えるでしょう。冒頭でご紹介した公営斎場の臨海斎場は複数の組織区住民が利用するため、予約が集中した場合には不本意ながら火葬待ちという状態になる可能性があります。区内および近辺には多くの民営斎場がありますが、費用を抑えて納得のいく葬儀を行うためにも出来る限り早い段階で葬儀社の担当者へ相談することをお勧めいたします。
葬儀でよくあるトラブル
国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。
大切な葬儀で料金トラブル発生!-後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと-
このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。
レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。
- 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
- 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
- 追加サービスにより請求金額が高額になることがある
葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。
葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。品川区にお住まいの方もまた例外ではありません。
品川区で葬儀・火葬を行うなら、信頼できる葬儀社に相談を
葬儀を依頼する際は、十分に信頼できる葬儀社を選ぶことが重要です。
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