高崎市で葬儀・家族葬のできる斎場を探す

高崎市の斎場・火葬場

群馬県・高崎市の方が利用する代表的な斎場としては、高崎市斎場があげられます。

高崎市斎場は、高崎市が管理運営する公営斎場です。所在地は高崎市寺尾町1064番地57。交通アクセスは、JR高崎線・高崎駅から車で約10分となっています。高崎市斎場は、火葬施設と葬祭施設を併せ持つ総合斎場です。施設は、火葬棟、式場棟、待合棟に分かれ、火葬棟には火葬炉6基のほか、告別収骨室6室、お別れ室3室、お別れホールがあり、式場棟には式場3室と控室、霊安室を備え、待合棟には待合室が12室設けられています。式場のキャパシティーは、式場1が200名、式場2が100名、式場3が10名で、式場1と式場2を連結して300名規模のご葬儀に対応することができます。また、待合室は1部屋50名の広さですが、2部屋を連結して100名用のお部屋にすることができます。

故人が高崎市民の場合、火葬料は無料となります。式場は、式場1 が1回4時間につき42,300円、式場2が1回3時間につき15,000円、式場3が1回2時間につき3,000円で、式場1と式場2を連結して使用する場合は1回4時間につき57,300円となります。そのほか、会葬者控室と待合室は1回3時間につきそれぞれ4,720円、親族控室は3,180円、霊安室は4,400円と、いずれもリーズナブルな料金設定です。

※高崎市斎場は、高崎市の住民ではない方も利用できますが、火葬料は55,000円（12歳以上）となり、式場は、式場1が105,100円、式場2が47,700円、式場1と式場2を連結して使用する場合は152,800円です。また、待合室と会葬者控室は3時間で22,700円、親族控室は19500円、霊安室は11,000円と、いずれも高崎市民より高い料金設定となっています。

高崎市斎場は高崎市民がリーズナブルな料金で利用できる公営斎場のため、多くの高崎市民が利用しています。比較的規模が大きい公営斎場ではありますが、予約が集中したときには火葬待ちとなることもあるでしょう。

そのほか、高崎市民が利用しやすい斎場・火葬場としては、藤岡市が運営する偕同苑があり、高崎市の中心地から約13km、車で24分くらいの距離となっています。ただし、高崎市民が利用する場合、火葬料は35,000円（12歳以上）とやや高く、式場は55,000円、待合室は3,300円となります。高崎市斎場と同様に火葬施設と式場が揃っているのは良いのですが、費用面と移動距離を考えると、高崎市にお住まいの方はできる限り高崎市斎場を利用した方が良いでしょう。

高崎市内にあるその他斎場

上記以外で、高崎市民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。

高崎市とは

高崎市は群馬県の中部の南西寄りに位置する市です。中核市に指定され、県内最大の人口を擁する高崎市は、古くから交通の要衝として栄え、現在も関越自動車道と北関東自動車道の分岐点、上越新幹線と北陸新幹線の分岐点となっている交通拠点都市です。また、昔から物資の集散地・商業の街として賑わい、「お江戸見たけりゃ高崎田町、紺ののれんがひらひらと」と詠われていました。主な産業は工業で、市内には工業団地が28か所もあり、第一製パン、タカナシ乳業、大塚製薬、日本ケロッグ、沖電気工業、古河機械金属など、多くの企業の工場が立地しています。そのほか高崎市には「音楽の街」という一面があり、毎年10月には「高崎マーチングフェスティバル」が開催されています。ちなみに、高崎市出身の著名人には、第71-73代内閣総理大臣の中曽根康弘、元内閣総理大臣の福田赳夫、衆議院議員の下村博文など政治家が多く、ヤナセ創業者の梁瀬長太郎、山種証券、ヤマタネ創業者の山崎種二など、実業家も多数輩出しています。

厚生労働省が発表している「平成20年～平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、高崎市の総人口は368,072人。年間の死亡者総数は17,088人となっています。

現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者17,088人はほぼそのまま高崎市で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、高崎市では毎日46.8人の方の火葬が行われている計算になります。

1日あたり46.8人というのは県内で最も多い数です。高崎市斎場は火葬炉6基の規模ですが、1日8時間稼働すると仮定しても、1人あたりの火葬時間を考えるとキャパオーバーの状態です。また、日によって利用者の数に差が出ますから、予約するタイミングによっては火葬待ちとなる可能性が高いでしょう。高崎市内にあり、費用負担を抑えられる高崎市斎場を利用したい場合は、なるべく速やかに葬儀社の担当者へ相談することをおすすめします。

葬儀でよくあるトラブル

国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。

大切な葬儀で料金トラブル発生！－後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと－

このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。

レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。

• 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
• 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
• 追加サービスにより請求金額が高額になることがある

葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。

葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。高崎市にお住まいの方もまた例外ではありません。

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