矢板市で葬儀・家族葬のできる斎場を探す

矢板市の斎場・火葬場

栃木県・矢板市の方が利用する代表的な斎場としては、しおや聖苑があげられます。

しおや聖苑は、矢板市・さくら市・塩谷町・高根沢町の２市２町で構成される塩谷広域行政組合が運営する公営斎場（火葬場）です。所在地は矢板市乙畑1806番地3。交通アクセスは、JR・片岡駅から車で約5分となっています。しおや聖苑には火葬炉（前室付）4基と待合室、霊安室などが備えられていますが、通夜・告別式を行うための式場はありません。火葬開始時刻は、午前9時～午後2時30分までの間でそれぞれ決められており、火葬当日の予約時間の15分前までにお棺を搬入する必要があります。告別から収骨までの所要時間は1時間30分くらいです。なお、火葬待ちの間、待合室にて飲食を行うことができますが、待合室以外での飲食および苑内での忌中払いは不可となっています。そのほか、敷地内に駐車場はありますが、スペースに限りがありますので、ご利用の際はできる限り乗り合わせて来場することをお薦め致します。

故人が矢板市を含む組合構成市町の住民の場合、火葬料は10,000円（12歳以上）です。待合室は無料で、霊安室に関しても1棺24時間以内であれば無料で利用することができます。

※しおや聖苑は、上記組合構成市町の住民ではない方も利用可能ですが、火葬料は50,000円（12歳以上）で、霊安室は1棺24時間以内10,000円となります。なお、待合室に関しては無料で利用できます。

しおや聖苑は、矢板市内に在り、矢板市民が利用しやすい料金設定のため、市民に最も人気がある斎場（火葬場）です。しかしながら矢板市だけでなく組合構成市町の多くの住民が利用しているため、予約が集中したときには火葬待ちとなる可能性があります。

そのほか、矢板市民が利用しやすい斎場・火葬場としては、大田原市火葬場があり、矢板市の中心地からは約14km、車で23分くらいの距離です。大田原市火葬場を矢板市民が利用する場合、火葬料は50,000円（13歳以上）、待合室は1室につき10,000円となります。大田原市火葬場にも式場はありませんので、火葬料が高いことを考えると、矢板市の方には市内の民営斎場でご葬儀を行い、火葬についてはできる限りしおや聖苑を利用することをお薦め致します。

矢板市内にあるその他斎場

しおや聖苑以外で、矢板市民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。

矢板市とは

矢板市は栃木県の北部に位置する市です。高原山の南麓に広がる矢板市は、森林、里山に囲まれ、自然の魅力に溢れる街です。北部山岳・森林地帯は全国名水百選の「尚仁沢湧水の水源」となっており、そのほか、水源の森百選に選定される「高原山水源の森」、森林浴の森100選に選定される「栃木県民の森」など、豊かな自然環境を有しています。産業としては古くから農業が盛んで、豊富な水資源を活用した米づくりのほか、りんご、ねぎの生産、酪農等が行われており、地場産品には日本酒のほか、完熟リンゴジュース、アップルカレー、安沢菜などがあります。矢板市の名所・旧跡・観光スポットとしては、江戸時代前期の頃に建てられた荒井家住宅（国の重要文化財）、高原山山岳宗教の流れを受け継ぐ寺山観音寺、城の湯温泉センター、矢板温泉（館の川）、山縣有朋記念館・山縣農場などがあります。

厚生労働省が発表している「平成20年～平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、矢板市の総人口は34,916人。年間の死亡者総数は1,801人となっています。

現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者1,801人はほぼそのまま矢板市で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、矢板市では毎日4.9人の方の火葬が行われている計算になります。

1日あたり4.9人という数は、他の市町村と比べても少ない方ですが、しおや聖苑は矢板市民だけでなく、さくら市・塩谷町・高根沢町の住民も利用する公営斎場（火葬場）です。そのため、予約が集中するときには不本意ながら火葬待ちとなる可能性があります。お住いの場所から近く、費用面でのメリットも大きいしおや聖苑を利用したい場合、なるべく速やかに葬儀社の担当者へ相談することをおすすめします。

葬儀でよくあるトラブル

国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。

大切な葬儀で料金トラブル発生！－後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと－

このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。

レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。

• 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
• 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
• 追加サービスにより請求金額が高額になることがある

葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。

葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。矢板市にお住まいの方もまた例外ではありません。

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