坂東市で葬儀・家族葬のできる斎場を探す

坂東市の斎場・火葬場

茨城県・坂東市の方が利用する代表的な斎場としては、坂東市営斎場とさしま斎場があります。

坂東市営斎場は、その名の通り坂東市が運営する斎場です。所在地は坂東市馬立1179番地。交通アクセスは常総線・三妻駅から車で約20分です。さしま斎場は、境町・五霞町・坂東市・古河市で構成するさしま環境管理事務組合が運営する公営斎場です。所在地は猿島郡境町長井戸1734番地。交通アクセスは東武日光線・南栗橋駅から車で約18分です。

坂東市営斎場には、火葬場、告別式場、霊安室などがあり、坂東市民が利用する場合、火葬料は無料です。告別式場には108席設置可能で、通夜・葬儀それぞれ3時間22,000円、霊安室は1棺24時間以内で11,000円となっています。なお、通夜は午後5時～午後8時、葬儀は午前10時～午後1時、もしくは午後1時～午後4時の利用となります。

さしま斎場も同じように、火葬場と告別式場、霊安室などがあり、坂東市民が利用する場合の火葬料は5,000円（13歳以上）、告別式場は通夜・葬儀それぞれ3時間で35,000円です。祭壇を使用する場合は1回25,000円で、通夜・葬儀ともに使用しても1回となります。そのほか、霊柩車が1回あたり25,000円、霊安室は24時間5,000円となっており、全体的に坂東市営斎場と比べてやや高めの料金設定です。

坂東市営斎場、さしま斎場のどちらも坂東市の方が利用しやすい価格設定で、火葬場と告別式場が揃っている便利さもあって、とても人気があります。使い易い公営斎場が2か所あるのは良いのですが、どちらも人気があるために予約が集中したときには火葬待ちとなる可能性があります。

そのほか、坂東市民が利用しやすい斎場・火葬場としては、常総市斎場があります。坂東市の中心地からは約10km、車で約15分と、それほど遠くはないのですが、坂東市民が利用する場合の火葬料は38,000円（13歳以上）と、やや高めです。また、常総市斎場には通夜・告別式を行う式場が設けられていませんので、火葬のみでの利用となります。火葬料が割高なこと、式場がないことなどを考えると、坂東市の住民はできる限り坂東市営斎場、もしくはさしま斎場を利用した方が良いでしょう。

坂東市内にあるその他斎場

上記以外で、坂東市民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。

坂東市とは

坂東市は茨城県の西部に位置する市です。東京都心からは約40 kmの距離で、猿島台地が洪積台地であることから田畑の間に林野が多く、庄右衛門新田、河原新田などは開墾以来の面影を残しています。また、地形を活かしてさしま茶が作られているほか、レタス・ネギ、白菜などの生産も盛んです。坂東市の歴史を紐解くと、その昔平将門の本拠地があったとされる言い伝えがあり、市内には平将門像が建てられているほか、毎年11月には将門まつりが開催されています。将門まつりでは、国王神社を出発した総勢100人の武者行列が「神田明神将門太鼓」や「神田ばやし」を披露しながら市内を練り歩き、坂東市の秋を彩る風物詩となっています。ちなみに、坂東市出身の著名人には、コーセー化粧品創業者の小林孝三郎、シドニーオリンピック柔道金メダリストの瀧本誠などがいます。

厚生労働省が発表している「平成20年～平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、坂東市の総人口は55,237人。年間の死亡者総数は2,995人となっています。

現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者2,995人はほぼそのまま坂東市で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、坂東市では毎日8.2人の方の火葬が行われている計算になります。

1日あたり8.2人というのは他の市町村と比べても少ない方になりますが、坂東市営斎場、さしま斎場のいずれも坂東市民以外の方も利用しています。特に、坂東市営斎場は市民（故人もしくは葬儀を執り行う方が坂東市の住民）の火葬料が無料のため予約が集中しやすく、さしま斎場に関しては境町、五霞町、古川市の方にとってもリーズナブルで便利な斎場のため、予約するタイミングによってはどちらも火葬待ちとなる可能性を持っています。費用負担が少なく、利便性という点でもメリットが大きい坂東市営斎場、さしま斎場を利用したい場合は、なるべく速やかに葬儀社の担当者へ相談することをおすすめします。

葬儀でよくあるトラブル

国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。

大切な葬儀で料金トラブル発生！－後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと－

このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。

レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。

• 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
• 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
• 追加サービスにより請求金額が高額になることがある

葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。

葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。坂東市にお住まいの方もまた例外ではありません。

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