常総市で葬儀・家族葬のできる斎場を探す
常総市の斎場・火葬場
茨城県・常総市の方が利用する代表的な斎場としては、常総市斎場とヘキサホール・きぬがあります。
常総市の場合、お住いの地区によって斎場使用の取り扱いが異なっており、旧水海道地区の住民は常総市斎場、旧石下町区域の住民はヘキサホール・きぬを利用することになります。
常総市斎場の所在地は常総市豊岡町乙3140番地1。交通アクセスは常総線・水海道駅から車で約15分です。常総市斎場には通夜・告別式を行う式場がありませんので、火葬のみでの利用となります。ヘキサホール・きぬの所在地は茨城県常総市下栗250番地。交通アクセスは常総線・宗道駅から車で約5分となっています。斎場内には火葬棟、待合棟、斎場棟があり、火葬棟には火葬炉4基のほか、炉前ホール、告別ホール、告別室、収骨ホール、収骨室、安置室などが設けられています。待合棟は待合室(4室)とラウンジなどで構成され、斎場棟には大小2つの斎場ホールがあり、それぞれに遺族控室、寺院関係者控室が併設されています。ヘキサホール・きぬにおいては、通夜から告別式まで一貫して行うことが可能です。
それぞれの料金設定を見ると、常総市斎場に関しては故人または申請者(葬儀を執行する者)が旧水海道地区の住民であれば火葬料は無料ですが、旧石下町区域を含む市外住民が利用する場合は38,000円(13歳以上)となります。ヘキサホール・きぬの火葬料は、旧石下町区域と下妻市・八千代町の住民(組合内住民)であれば5,000円(大人)となり、それ以外の場合は50,000円です。そのほか、組合内住民の料金については、大斎場が2時間以内25,000円、超過1時間につき5,000円。小斎場が2時間以内20,000円、超過1時間につき4,000円となり、遺族控室を仮眠室として使用する場合は1回当り20,000円となっています。そのほか、待合室は火葬の場合無料で、それ以外は2時間以内10,000円となり、安置室は1棺1時間当り200円です。なお、組合外住民が利用する場合は、安置室を除いてそれぞれ2倍の料金設定となっています。
常総市斎場、ヘキサホール・きぬのいずれも、それぞれの対象区域住民がリーズナブルな価格で利用できるためとても人気があり、他の自治体の住民も利用しますから、予約が集中すると希望の日程が押さえられないことがあります。予約するタイミングによっては火葬待ちとなることもあるでしょう。
そのほか、常総市民が利用しやすい斎場・火葬場としては、取手市外2市火葬場組合が運営しているやすらぎ苑があります。常総市の中心地からは約12km、車で20分くらいの距離で、常総市民は火葬場と待合室のみ利用可能です。ただし、火葬料は50,000円(15歳)となり、待合室は1回3時間以内で10,000円となります。※令和2年4月1日からは火葬料60,000円、待合室11,000円に改定されます。このように、火葬料がかなり割高になりますので、常総市の方はできる限り常総市斎場、ヘキサホール・きぬを利用することをお薦め致します。
常総市内にあるその他斎場
上記以外で、常総市民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。
斎場名 | 住所 | 公営/民営の区分 |
---|---|---|
常総セレモニーホール | 常総市水海道山田町4651-3 | 民営斎場 |
メモリアルホールエンドウ | 常総市水海道橋本町3298-2 | 民営斎場 |
JA常総ひかりJAホール水海道 | 常総市豊岡町乙3238-3 | 民営斎場 |
メモリアルホールふるさと掌典 | 常総市内守谷町4230 | 民営斎場 |
ホール白い雲 | 常総市新石下3730 | 民営斎場 |
常総市とは
常総市は茨城県の南西部に位置する市です。常総市の旧市名は水海道町で、その名は平安時代に坂上田村麻呂がこの地で馬に水を飲ませた(水飼戸:ミツカヘト)という故事に由来すると伝えられています。常総市は江戸末期以降に鬼怒川の河川水運によって発展し、周辺地域の中核都市となりました。また、昔から農業が盛んな土地で、市域全体に水田が広がっており、西部地域にある猿島台地ではさしま茶が生産されています。常総市は歴史ある街のため、市内には五木宗のレンガ蔵や鍵屋河岸倉庫など風情ある建築物が多く、809年に大和葛城山から一言主神を迎えて祀った「一言主神社」、929年に菅原景行が創建した「大生郷天満宮」、国の重要文化財に指定されている「水海道風土博物館坂野家住宅」など、名所・旧跡も多数あります。
厚生労働省が発表している「平成20年~平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、常総市の総人口は62,430人。年間の死亡者総数は3,441人となっています。
現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者3,441人はほぼそのまま常総市で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、常総市では毎日9.4人の方の火葬が行われている計算になります。
1日あたり9.4人というのは他の市町村と比べて特に多い数ではありませんが、常総市斎場、ヘキサホール・きぬのいずれも常総市以外の方も利用する斎場です。そのため、予約が集中すると希望日を押さえることができず、火葬待ちとなる可能性があります。費用負担が少なく、お住いの場所からも近い常総市斎場、ヘキサホール・きぬを利用したい場合は、なるべく速やかに葬儀社の担当者へ相談することをおすすめします。
葬儀でよくあるトラブル
国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。
大切な葬儀で料金トラブル発生!-後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと-
このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。
レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。
- 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
- 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
- 追加サービスにより請求金額が高額になることがある
葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。
葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。常総市にお住まいの方もまた例外ではありません。
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