富里市で葬儀・家族葬のできる斎場を探す

富里市の斎場・火葬場

千葉県・富里市の方が利用する代表的な斎場・火葬場としては、八富成田斎場があげられます。

八富成田斎場は、富里市・八街市・成田市の3市が共同管理および運営している公営斎場です。成田市吉倉124番地-11に在り、交通アクセスは、JR成田駅から車で約10分、東関東自動車道の成田インターチェンジからは約5㎞となっています。施設は、火葬6基、式場2室という規模で、待合室、控室、霊安室などを併設しています。火葬場と式場が揃うとても使いやすい総合斎場です。また、駐車場が150台分あるため、お車でのアクセスも便利です。市内のみですが霊柩車業務も行っています。但し、霊柩車の運行は市内のご自宅や病院などから斎場までに限られています。

火葬料金は、富里市民に関しては無料です。それ以外の場合は80,000円（12歳以上）となります。葬儀式場は、第1式場が2時間10,280円、夜間20,570円で、第2式場は2時間7,710円、夜間15,430円となっています。１と２をつなげて利用する場合、2時間15,430円、夜間30,850円です。そのほか、待合室および控室は1室2時間で2,050円、霊安室が24時間で5,140円となっています。

八富成田斎場の周辺は緑豊かで、市街地からは距離があるため静かな環境となっています。荘厳な雰囲気の外観はおごそかな印象ですが、施設内は心落ち着く穏やかな空間となっています。総合斎場のため、同じ施設でお通夜から火葬、告別式まで行うことができますが、自宅葬で使用する祭具の貸し出しも行っています。料金は、1級祭壇（5段、4段、約8畳用）1日2,050円、2級祭壇（3段、約6畳用）1日1,230円で、この金額には貸出し、搬入・設置・搬出の費用が含まれています。

そのほか、富里市民が利用しやすい斎場・火葬場としては、さくら斎場があります。さくら斎場は佐倉市、四街道市、酒々井町で構成する組合が運営する公営斎場ですが、富里市民も利用可能です。富里市の中心地からの距離は約10.9kmで、交通アクセスは京成・佐倉船橋駅から車で約10分となります。火葬料金は、上記3市の市民が利用する場合7,000円ですが、富里市民が利用する場合は100,000円（12歳以上）とかなり割高になります。また、待合室、霊安室は使用可能ですが、通夜・告別式を行う式場は利用不可です。そのため、富里市民がこちらを利用する場合、別に通夜・告別式を行う斎場を確保する必要があります。

富里市で利用者の多い斎場

八富成田斎場以外で、富里市民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。

富里市とは

富里市は千葉県の北部中央に位置しています。隣接する自治体は、成田市、八街市、山武市などです。地理的には北総台地の上にあり、市域の68%以上が山林または農地という土地です。県内で唯一鉄道路線のない長閑なところで、東京都心から60kmという距離のため、ベッドタウン的な要素はほとんどありません。ただし、隣接する成田市への通勤率は高く、27.5%（平成22年国勢調査）となっています。平成12年に市制施行可能最小人口の5万人に達したため、富里町から富里市になりましたが、人口の推移を見ると平成17年の51,370人をピークとして減少へと転じています。この辺りの歴史を調べると、中世には広大な原野で、馬を放牧する牧が置かれていました。江戸時代には、幕府によって佐倉七牧に指定されて幕府直轄牧場となりました。明治になると困窮民対策として牧場が開放され、開墾が行われました。また、かつては第二国際空港の建設が検討されましたが、住民の強い反対によって空港は成田市三里塚に建設されることとなりました。農業が盛んな土地ですが、特産品としてはスイカがあります。スイカの生産量は熊本県に並び、市内には巨大なスイカ模様のガスホルダーがあるほどです。

厚生労働省が発表している「平成20年～平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、富里市の総人口は49,853人。年間の死亡者総数は2,025人となっています。

現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者2,025人はほぼそのまま富里市で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、富里市では毎日5.5人の方の火葬が行われている計算になります。

富里市の死亡者数は千葉県のなかでは35番目で、１日あたり5.5人の方の火葬が行われているのはそう多い数ではありませんが、冒頭で紹介した八富成田斎場は火葬炉数6基という規模で、富里市民だけでなく組合を組織する成田市民、八街市民も利用するため、予約が集中した際には不本意ながら火葬待ちとなることが予想されます。近くにはさくら斎場がありますが、火葬料は100,000円とかなり高額になります。こういった環境から、費用を抑えつつも充実した施設で満足いくご葬儀を行うためには、出来る限り早い段階で葬儀社の担当者へ相談することをお勧めいたします。

葬儀でよくあるトラブル

国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。

大切な葬儀で料金トラブル発生！－後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと－

このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。

レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。

• 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
• 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
• 追加サービスにより請求金額が高額になることがある

葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。

葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。富里市にお住まいの方もまた例外ではありません。

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