前橋市で葬儀・家族葬のできる斎場を探す
前橋市の斎場・火葬場
群馬県・前橋市の方が利用する代表的な斎場としては、前橋市斎場があげられます。
前橋市斎場は、前橋市が管理運営する公営斎場です。所在地は前橋市天川大島町1丁目31番地1。交通アクセスは、JR・前橋駅から車で約10分となっています。前橋市斎場には、火葬炉、告別室、収骨室、待合室、霊安室、式場、式場控室、遺族控室などがあり、式場のキャパシティーは、式場1が150席、式場2が150席、式場3が170席ですが、式場1と式場2の間仕切りを外すと300席の大式場として利用することができます。式場控室はすべて洋室で、60~72名収容可能となっており、お清めなどに利用することができます。また、待合室は、待合1・3・5・7・9・11が各48席、待合2・4・6・8・10が各64席という広さです。そのほか、前橋市斎場はマイクロバスタイプの霊きゅう車を保有していますので、ご遺体のお迎えとご遺骨のお送りに対応することができます。
前橋市斎場は、故人または申請者が前橋市住民の場合、火葬料は無料となります。式場は、式場1~3のいずれも、午前(午前9時から正午)・午後(午後1時から午後4時)・夜間(午後5時から午後8時)それぞれ28,280円となっており、式場控室は、控室1と控室3が1回5,230円、控室2が1回6,280円です。また、遺族控室は1~3のいずれも午後8時から翌日午前9時までの使用で5,230円、11室ある待合室はお部屋ごとに料金が異なり、1回3時間以内で、待合室1、3、5、7、9、11が4,180円、それ以外が5,230円となっています。そのほか、霊安室は1棺24時間までごとに3,140円となり、霊きゅう車は基本料金が6,400円です。
※前橋市斎場は、前橋市の住民ではない方も利用できますが、料金設定は異なります。火葬料は63,000円(12歳以上)となり、式場はそれぞれの時間枠で84,850円、式場控室は15,710円~19,900円、遺族控室は1~3のいずれも17,800円となっています。また、待合室はお部屋によって12,570円もしくは15,710円で、霊安室は1棺24時間までごとに9,420円、霊きゅう車に関しては前橋市民と同じ基本料金ですが、距離加算があり、遺骨宅送についても往路使用料の1/2の額が加算されます。
前橋市斎場は前橋市民が利用しやすい料金設定のため、市民の大半が利用しています。しかしながら、人気がある分混み合うことがあり、予約が集中したときには希望する日程が押さえられず、不本意ながら火葬待ちとなることがあります。
そのほか、前橋市民が利用しやすい斎場・火葬場としては、高崎市斎場があり、前橋市の中心地から約16km、車で30分くらいの距離となっています。前橋市民が利用する場合の火葬料は55,000円(12歳以上)とやや高く、式場は、式場1が105,100円、式場2が47,700円となっています。また、待合室は3時間で22,700円、霊安室は11,000円となっており、そのほかの料金も高崎市民と比べて割高です。前橋市斎場が予約できず、日程調整もできない場合は仕方ありませんが、費用負担を考えると、前橋市にお住まいの方はできる限り前橋市斎場を利用した方が良いでしょう。
前橋市内にあるその他斎場
上記以外で、前橋市民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。
斎場名 | 住所 | 公営/民営の区分 |
---|---|---|
前橋市天川大島町ホール | 前橋市天川大島町1035-7 | 民営斎場 |
前橋メモリードホール | 前橋市天川大島町1035-7 | 民営斎場 |
メモリード前橋南典礼会館 | 前橋市六供町1040-1 | 民営斎場 |
メモリード前橋典礼会館 | 前橋市大友町1-1-5 | 民営斎場 |
メモリードアネックスホール | 前橋市天川大島町1042 | 民営斎場 |
アモート北代田 | 前橋市北代田町597-4 | 民営斎場 |
天国社シティーホール | 前橋市天川大島町1-11-9 | 民営斎場 |
アモート若宮 | 前橋市北代田町462 | 民営斎場 |
天国社VIPハウス | 前橋市天川大島町1325 | 民営斎場 |
大胡メモリードホール | 前橋市大胡町380-1 | 民営斎場 |
セレモニードーム小出 | 前橋市下小出町2-34-7 | 民営斎場 |
前橋ライムホール | 前橋市下石倉町27-2 | 民営斎場 |
前橋市とは
前橋市は群馬県の中南部に位置する市です。前橋市は群馬県の県庁所在地であり、国の出先機関や大手金融機関などが集積する大都市ですが、緑も豊かで、赤城山南麓に広がる市域には利根川、広瀬川などが流れ、伏流水による水質の良さが自慢です。気候としては太平洋側気候と内陸性気候を併せ持ち、山岳部には甚大な積雪があり、北西からの乾燥した季節風は「上州のからっ風」と呼ばれています。産業面を見ると、前橋市には17か所の工業団地があり、JVCケンウッド、ヤクルト、LIXIL、サンヨー食品など幅広い業種の工場が立地しています。また、農業、畜産業も盛んで、畜産業の産出額は全国6位、乳用牛の産出額は全国17位、豚の産出額は全国9位となっています。さらに、前橋市には観光スポットが多数存在し、観光客数は県内第1位です。名所・旧跡には前橋城、臨江閣、大室公園などがあり、赤城ローズ&ベリーガーデン、ぐんまフラワーパーク、赤城温泉郷、赤城山なども人気を集めています。
厚生労働省が発表している「平成20年~平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、前橋市の総人口は336,517人。年間の死亡者総数は16,349人となっています。
現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者16,349人はほぼそのまま前橋市で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、前橋市では毎日44.8人の方の火葬が行われている計算になります。
1日あたり44.8人という数は、他の市町村と比べてもかなり多い方です。前橋市斎場には火葬炉が6基ありますが、火葬時刻は、「午前10時」「午前11時」「午後1時」「午後2時」「午後3時」の5回で、6基が稼働しているとは言え、最大30件となりますから、1日あたり44.8人ではキャパシティーをオーバーしているのです。こういった状況ですから日程によっては予約が取れず、火葬待ちとなることもあるでしょう。お住いの場所から近く、費用的なメリットが大きい前橋市斎場を利用したい場合は、なるべく速やかに葬儀社の担当者へ相談することをおすすめします。
葬儀でよくあるトラブル
国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。
大切な葬儀で料金トラブル発生!-後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと-
このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。
レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。
- 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
- 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
- 追加サービスにより請求金額が高額になることがある
葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。
葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。前橋市にお住まいの方もまた例外ではありません。
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