渋川市で葬儀・家族葬のできる斎場を探す

渋川市の斎場・火葬場

群馬県・渋川市の方が利用する代表的な斎場としては、しらゆり聖苑があげられます。

しらゆり聖苑は、渋川市・吉岡町・榛東村の3市町村で組織されている渋川地区広域市町村圏振興整備組合が運営する公営斎場です。所在地は渋川市白井300番地。交通アクセスは、JR渋川駅から車で約10分となっています。施設概要を見ると、斎場内には火葬室、式場、待合室、霊安室、会議室などがあり、火葬室には火葬炉5基のほか、炉前ホール、収骨室2室、告別ホールが設けられています。また、2つある式場にはいずれも204席まで設置可能で、待合ホールと控室が附帯しています。待合室に関しては、洋室と和室合わせて5室となっています。そのほか、斎場前にある駐車場は、バス6台、小型車336台、身障者用5台が駐車できる広さを有しています。

申請者又は故人が渋川市、吉岡町及び榛東村の住民（渋川広域圏住民）の場合、火葬料は無料となります。式場は、午前・午後それぞれ40,000円で、通夜終了後に引き続きお棺を留め置く場合は1回3,000円となります。そのほか、待合室は第1～第4が2時間につき3,000円、第5待合室のみ2時間につき5,000円となり、霊安室は24時間以内で3,000円、会議室は3時間以内3,000円となっています。

※しらゆり聖苑は、上記市町村の住民ではない方も利用できますが、火葬料は30,000円（12歳以上）となり、式場は午前・午後それぞれ80,000円で、待合室と霊安室に関しても、渋川広域圏住民に対する料金設定の2倍となっています。

しらゆり聖苑は渋川市民が利用しやすい料金設定で、通夜から告別式まで一貫して行える環境が整っているため、とても人気がある斎場です。一方、その人気ゆえに混み合ってしまい、予約のタイミングによっては火葬待ちとなることがあります。

そのほか、渋川市民が利用しやすい斎場・火葬場としては、渋川市の中心地から約22km、車で約30分という距離の前橋市斎場があります。前橋市斎場を渋川市民が利用する場合、火葬料は63,000円（12歳以上）です。また、式場は午前・午後・夜間がそれぞれ84,850円と、前橋市民の約3倍の金額です。そのほかの料金も割高になりますから、渋川市の方はできる限りしらゆり聖苑を利用した方が良いでしょう。

渋川市内にあるその他斎場

上記以外で、渋川市民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。

渋川市とは

渋川市は群馬県の中央部に位置する市です。隣接する自治体は、前橋市、高崎市、沼田市などで、西に榛名山、東に赤城山、北には子持山と小野子山がそびえる緑豊かな土地です。渋川市は古くから交通の要衝として栄えていましたが、今もJR上越線、JR吾妻線の鉄道駅、関越自動車道ICなどによって、周辺地区の交流拠点となっています。産業としては鉄鋼、化学、金属などの重化学工業が発展しており、機械、電気機器関連品の生産量も豊富です。また、利根川の豊かな水に恵まれているため昔から稲作が盛んで、「関東の華」「酒屋傳兵衛」「聖」「からっ風」など、多くの日本酒も造られています。そのほかの特産品には、おっきりこみ、水沢うどん、こんにゃく、赤城牛などがあり、様々な産業がバランスよく発展している街です。

厚生労働省が発表している「平成20年～平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、渋川市の総人口は82,852人。年間の死亡者総数は4,585人となっています。

現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者4,585人はほぼそのまま渋川市で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、渋川市では毎日12.6人の方の火葬が行われている計算になります。

1日あたり12.6人という数は、他の市町村と比べても特別多いわけではありませんが、しらゆり聖苑は渋川市民だけでなく吉岡町と榛東村の方も利用する斎場です。しらゆり聖苑は火葬炉5基の規模ですが、予約が集中した場合は希望の日程を押さえられず、火葬待ちとなる可能性があります。充実の施設環境を有するとともに費用的なメリットが大きいしらゆり聖苑を利用したい場合は、なるべく速やかに葬儀社の担当者へ相談することをおすすめします。

葬儀でよくあるトラブル

国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。

大切な葬儀で料金トラブル発生！－後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと－

このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。

レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。

• 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
• 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
• 追加サービスにより請求金額が高額になることがある

葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。

葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。渋川市にお住まいの方もまた例外ではありません。

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