伊勢原市で葬儀・家族葬のできる斎場を探す
伊勢原市の斎場・火葬場
神奈川県・伊勢原市の方が利用する代表的な斎場・火葬場としては、秦野斎場があげられます。
秦野斎場は、秦野市伊勢原市環境衛生組合が管理運営する公営斎場(火葬場)です。秦野市曽屋1006番地にあり、交通アクセスは、小田急小田原線・秦野駅から神奈川中央交通バス利用となります。秦野駅からの所要時間は約10分です。お車でのアクセスの場合、東名高速道路 秦野中井ICから約6kmとなりますが駐車場は43台分とあまり多くありません。施設の概要を見ると、火葬炉は5基設置されています。和室と洋室が合わさった待合室が併設されており、30人部屋が3室、50人部屋が2室あります。秦野斎場は火葬だけの施設ですが、民営のセレモニーホール富士見斎場が隣接されており、多くの方が併用しています。
火葬料金を調べると、伊勢原市民は10,000円(大人)となっています。なお、市外居住者は37,000円です。そのほか、遺体安置室が1日に付き2,000円。待合室は無料です。市内居住者というのは、故人の生前の住所が伊勢原市もしくは秦野市の方と定められています。
秦野斎場は一部施設に老朽化が進んでいること、加速する高齢化により需要の拡大が予想されることから、斎場の増築工事を行っています。火葬炉は8基に増え、1階の待合室を庭園に面した場所に設けることが計画されています。高齢者、障がい者が利用しやすいよう、バリアフリー化も進められており、より利用しやすい公営斎場として生まれ変わる予定です。現在の斎場が利用できる状態で増築棟の建設を進めているため工事中もこれまでどおり利用可能です。
そのほか、伊勢原市民が利用しやすい斎場・火葬場としては、平塚市聖苑があります。伊勢原市の中心地から約6kmの距離にあり、交通アクセスはJR平塚駅からバス利用となります。冒頭でご紹介した秦野斎場は伊勢原市の中心地から約11㎞のため、距離だけで見ればこちらの方が近いということになります。平塚市聖苑はその名の通り平塚市が運営する公営斎場(火葬場)ですが、伊勢原市民も利用可能です。但し料金は、平塚市民が無料のところ伊勢原市民の場合95,000円とかなり高くなります。また、火葬だけの施設のため、通夜・告別式を行う式場を別途確保する必要があります。徒歩5分の距離に民営の平塚斎場がありますが、式場の利用料金は、全館利用(300人収容)で805,000円、ホール(200人収容)は305,000円、ホール(30人・60人収容)は155,000円となっています。いずれも伊勢原市内ではありませんが、併用することも選択肢の一つでしょう。
伊勢原市内にあるその他斎場
秦野斎場以外で、伊勢原市民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。
斎場名 | 住所 | 公営/民営の区分 |
---|---|---|
伊勢原総合ホール | 伊勢原市串橋290-1 | 民営斎場 |
あけぼの会館 | 伊勢原市笠窪360-1 | 民営斎場 |
三福寺 | 伊勢原市桜台2-22-28 | 民営斎場 |
大宝寺 | 伊勢原市東大竹1-311 | 民営斎場 |
自徳院 | 伊勢原市東大竹1337 | 民営斎場 |
関泉寺 高森殿 | 伊勢原市高森台2-1-17 | 民営斎場 |
龍散寺 伊勢原会館 | 伊勢原市東富岡986 | 民営斎場 |
安養寺斎場 | 伊勢原市小稲葉2156 | 民営斎場 |
伊勢原市とは
伊勢原市は神奈川県の中央部に位置する市で、厚木市、秦野市、平塚市と隣接しています。市の北西に聳える「大山」は丹沢山地の東南端に位置し、大山阿夫利神社が有名です。この辺りはかつて純農村地帯でしたが、今は東京郊外のベッドタウンとしての側面が強く、現在も宅地開発が進んでいます。歴史を見ると、平安時代の末期には荘園が営まれ、藤原北家良方流の一族が定住しています。1620年に伊勢原市の名前の由来となる「伊勢原大神宮」が創建されました。1963年に国道246号が開通してからは徐々に都市化が進み、多くの地域で農地が宅地へと変わって行きました。人口の推移を見ると、現在も緩やかながら増加傾向にあり、年齢別人口分布を見ても全国平均より20歳~40歳の割合が高くなっています。そのほか特徴としては、歴史ある街ゆえの名所・旧跡の多さがあげられます。江戸時代に大山講・大山詣と呼ばれる参詣が流行したことで知られる大山阿夫利神社のほか、太田道灌公墓所(首塚)、洞昌院、大山寺(大山不動尊)、三ノ宮比々多神社、岡崎城跡などがあり、太田道灌は洞昌院で暗殺されたと伝えられています。
厚生労働省が発表している「平成20年~平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、伊勢原市の総人口は99,832人。年間の死亡者総数は3,529人となっています。
現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者3,529人はほぼそのまま伊勢原市で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、伊勢原市では毎日9.7人の方の火葬が行われている計算になります。
伊勢原市の死亡者数は神奈川県のなかで15番目となる数で、1日あたり9.7人の方の火葬が行われているのは割と多い方です。冒頭で紹介した秦野斎場は火葬炉の数がそれほど多くなく、伊勢原市のお住いの方以外も利用可能です。そのため、日程によっては予約が混み合い、不本意ながら火葬待ちとなることも予想されます。近くには平塚市聖苑がありますが、こちらを伊勢原市民が利用すると火葬料がかなり割高になります。こういった状況を考えると、設備の充実度はもちろんのこと、費用、日程の面でも納得の行くご葬儀を行うためには、出来る限り早い段階で葬儀社の担当者へ相談することをお勧めいたします。
葬儀でよくあるトラブル
国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。
大切な葬儀で料金トラブル発生!-後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと-
このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。
レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。
- 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
- 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
- 追加サービスにより請求金額が高額になることがある
葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。
葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。伊勢原市にお住まいの方もまた例外ではありません。
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葬儀を依頼する際は、十分に信頼できる葬儀社を選ぶことが重要です。
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