習志野市で葬儀・家族葬のできる斎場を探す

習志野市の斎場・火葬場

千葉県・習志野市の方が利用する代表的な斎場・火葬場としては、馬込斎場があげられます。

馬込斎場は、習志野市のほか船橋市、八千代市、鎌ケ谷市で構成する四市複合事務組合が運営する公営斎場です。船橋市馬込町1102-1にあり、交通アクセスは、JR船橋駅からバス利用または東武野田線・馬込沢駅から車で約5分となります。駐車場は、乗用車200台分、マイクロバス6台分あるため、お車でのアクセスも可能です。施設概要は、火葬炉15基、告別ホール、収骨室6室、遺体保管室16室、式場4室に、控室（和室）4室、僧侶控室4室が併設されています。

火葬料金は、習志野市など組合に属する4市の住民に関しては3,700円（15歳以上）です。それ以外の市町村の方は50,000円となります。葬儀式場の料金は24時間利用として、第1式場が39,600円、第2,3式場が31,200円、第4式場が21,600円となっています。付帯する祭壇は第1式場が4,300円、2,3,4式場が3,700円です。そのほか、控室が24時間で21600円、遺体保管室が24時間で2,400円となっています。組合外の方も利用できますが料金は割高になります。

馬込斎場は公営斎場らしい堅実な造りですが、各フロアーに授乳室を設けるなど利用者目線の設備があります。また、遺族控室は和室と洋室が合わさったお部屋のため、畳の部屋で身体を休めることもできます。さらに、霊柩自動車を保有しているため市民にとっては安心です。霊柩自動車には昔ながらの宮型霊柩車のほか、あまり目立たないことで昨今主流となっているバン型霊柩車があります。

そのほか、習志野市民が利用しやすい斎場・火葬場としては、市川市斎場があります。こちらは市川市が運営する公営の火葬場です。市川市大野町4丁目2610番地の1にあり、交通アクセスは、JR総武線・本八幡駅またはJR武蔵野線・市川大野駅からバス利用となります。習志野市の中心地からは約7.8kmの距離となります。火葬施設を習志野市民が利用する場合、火葬料は50,000円（15歳以上）です。式場の利用は市川市民に限っているため、習志野市民は別途葬祭場を探さなくてはいけません。

習志野市内にあるその他斎場

馬込斎場以外で、習志野市民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。

習志野市とは

習志野市は千葉県の北西部に位置しています。千葉市、船橋市などと隣接しており、東京都特別区部への通勤率は32.7%（平成22年国勢調査）と高めです。市の人口は県内第10位という多さですが面積が小さいため人口密度も高めです。地理的には下総台地の端にあり、東京湾に面しています。海岸はほとんどが埋め立てられていますが、ラムサール条約に登録される谷津干潟は残されており、多くの渡り鳥が飛来しています。鷺沼地区には鷺沼古墳群があることからわかるように、古より人が暮らしていたようで、1180年に源頼朝が陣を置いた館と言われる「鷺沼御旅館」があります。江戸時代になるとは幕府によって内陸の実籾村の北部に小金牧が置かれました。明治になると実籾村は馬加村等と合併して幕張村となり、明治28年に総武鉄道・津田沼駅が出来ました。明治初期に軍の演習場が置かれたこともあり、第2次世界大戦が終わるまで軍隊の街「習志野」として栄えました。現在は、東京のベッドタウン的な側面が強く、人口も年々増加しています。特に津田沼駅の周辺ではマンション建設が続き、習志野市の中心エリアとなっています。かつて軍都として栄えた習志野市には工業地帯はなく、産業としては小売業、流通業など商業が中心となっています。

厚生労働省が発表している「平成20年～平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、習志野市の総人口は162,793人。年間の死亡者総数は5,472人となっています。

現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者5,472人はほぼそのまま習志野市で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、習志野市では毎日15人の方の火葬が行われている計算になります。

習志野市の死亡者数は千葉県のなかでは12番目で、１日あたり15人の方の火葬が行われているのは比較的多い方です。冒頭で紹介した馬込斎場には火葬炉が15基ありますが、組合に属する4市の市民が利用するのはもちろん、それ以外の地域の方も利用できるため、安心はできません。近くには市川市斎場がありますが、習志野市民が利用する場合の火葬料は50,000円と割高になります。また、習志野市民が葬儀式場を利用できないことも不便に思えます。こういった状況から、費用負担を少なくできる斎場で、希望通りの日程のままご葬儀を行うためには、出来る限り早い段階で葬儀社の担当者へ相談することをお勧めいたします。

葬儀でよくあるトラブル

国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。

大切な葬儀で料金トラブル発生！－後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと－

このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。

レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。

• 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
• 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
• 追加サービスにより請求金額が高額になることがある

葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。

葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。習志野市にお住まいの方もまた例外ではありません。

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