安中市で葬儀・家族葬のできる斎場を探す

安中市の斎場・火葬場

群馬県・安中市の方が利用する代表的な斎場としては、すみれケ丘聖苑があげられます。

すみれケ丘聖苑は安中市が運営する公営斎場です。所在地は安中市中野谷3637番地3。交通アクセスは、上信電鉄・上州富岡駅から車で約10分となっています。すみれケ丘聖苑は火葬施設と葬祭施設を併せ持つ総合斎場です。火葬場は火葬炉3基の規模で、式場は大小2つあり、大式場が300席400人収容、小式場が120席200人収容という広さです。待合室は、和室4室（2室54人収容、2室36人収容）と洋室2室（各室36人収容）の合計6室ありますが、54人収容の和室に関しては大式場でご葬儀を行う場合のみ利用可能です。そのほか、斎場内には安置室を備えており、普通車625台分という大型駐車場も完備しています。

故人もしくは使用者が安中市の住民の場合、火葬料は無料です。式場は1回3時間につき、大式場が21,380円、小式場が10,690円で、待合室は和室・洋室ともに1回3時間につき1,070円と、いずれもかなりリーズナブルな料金設定となっています。

※すみれケ丘聖苑は安中市民ではない方も利用できますが、火葬料は35,000円（12歳以上）となり、式場は、大式場が64,160円、小式場が32,080円、待合室は和室・洋室ともに3,200円という料金設定です。

すみれケ丘聖苑は、大規模なご葬儀にも対応できる施設環境を有し、料金設定もリーズナブルなことから安中市民に最も人気がある斎場です。しかしながら、人気があるために混み合うことがあり、予約するタイミングによっては火葬待ちとなることがあります。

そのほか、安中市民が利用しやすい斎場・火葬場としては、かぶら聖苑があり、安中市の中心地から約5.6kmと近く、車で12分くらいの距離です。ただし、安中市の住民が利用する場合の火葬料は35,000円（12歳以上）で、式場は、大式場が66,000円、小式場が33,000円となり、通夜、告別式それぞれに料金が発生します。市外住民の料金としては比較的リーズナブルな金額のようですが、トータルで見るとすみれケ丘聖苑を利用するより費用負担が増えてしまいますので、安中市の方にはできる限りすみれケ丘聖苑を利用することをお薦めします。

安中市内にあるその他斎場

上記以外で、安中市民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。

安中市とは

安中市は群馬県の南西部に位置する市です。高崎市、富岡市、長野県北佐久郡軽井沢町などと隣接し、碓氷川とその支流の流域の大部分が市域となっています。1958年の市制施行によって発足した安中市ですが、江戸時代には板鼻・安中・松井田・坂本が中山道の宿場町として栄えており、現在もそれらの地域に市街地が形成されています。産業としては工業が中心で、市内二大企業の東邦亜鉛安中製錬所、信越化学工業のほか、岡本工作機械製作所、東邦工業株式会社、株式会社ホージュンなど、多くの事業所があります。一方で、自然環境に恵まれる安中市には、温泉マーク発祥の地と呼ばれる「磯部温泉」や「霧積温泉」、「秋間梅林」、など観光資源も多く、昔から横川駅で販売されている「峠の釜めし」は日本随一の人気駅弁と評されています。

厚生労働省が発表している「平成20年～平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、安中市の総人口は60,763人。年間の死亡者総数は3,713人となっています。

現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者3,713人はほぼそのまま安中市で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、安中市では毎日10.2人の方の火葬が行われている計算になります。

1日あたり10.2人というのは、他の市町村と比べても目立って多い数ではありませんが、すみれケ丘聖苑の火葬は午前9時30分・午後1時・午後3時の3回で、火葬炉数は3基ですから1日あたり9人が上限です。そのため、予約が集中したときには火葬待ちとなる可能性が高いでしょう。お住いの場所から近く、費用負担を抑えられるすみれケ丘聖苑を利用したい場合は、なるべく速やかに葬儀社の担当者へ相談することをおすすめします。

葬儀でよくあるトラブル

国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。

大切な葬儀で料金トラブル発生！－後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと－

このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。

レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。

• 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
• 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
• 追加サービスにより請求金額が高額になることがある

葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。

葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。安中市にお住まいの方もまた例外ではありません。

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