横浜市で葬儀・家族葬のできる斎場を探す

横浜市の斎場・火葬場

神奈川県・横浜市の代表的な斎場・火葬場としては、横浜市南部斎場と横浜市北部斎場があげられます。

まずは、横浜市南部斎場をご紹介いたします。所在地は横浜市金沢区みず木町1番地で、交通アクセスは、京浜急行・金沢八景駅からバス利用となります。台数限定ですが駐車場があるため、お車でのアクセスも可能です。横浜市南部斎場は横浜市が運営する公営斎場のため、市民が利用しやすいよう市民優先枠を設けていますが、市外の方も利用可能となっています。近年その需要が増加していることから、市民優先枠を拡大しています。施設の概要を見ると、火葬炉10基・火葬待合室8室・葬儀式場:2室となっています。葬儀式場は施設の貸出のみです。建物の外観は、石造りの重厚感溢れる佇まいで、エントランス、ロビーなども天井が高く、高級ホテルのような雰囲気を醸し出しています。公営の斎場ですが、豪華さを感じる斎場です。

続いて、横浜市北部斎場をご紹介いたします。こちらも南部斎場と同じく横浜市が運営する公営斎場です。所在地は、横浜市緑区長津田5125-1で、交通アクセスは、JR横浜線・十日市場駅、東急田園都市線・青葉台駅からバス利用となっています。駐車場は180台分設けられています。南部斎場と同じく市民優先枠が設けられていますが、市外住民も利用可能です。施設の概要は、火葬炉16基・火葬待合室14室（洋間）・葬儀式場:4室となっています。北部斎場の外観は近代的なデザインで、館内はシンプルで清潔感のある空間となっています。全体的に洋風の造りです。

南部斎場、北部斎場の利用料金を見ると、火葬料（10歳以上）は横浜市民に関しては12,000円となっています。市外の方は50,000円です。休憩室（40人用）は市民が5,000円、市外住民が7,500円。葬儀式場は、南部斎場に関しては全室50,000円ですが、北部斎場の場合、ホール80,000円、大ホール220,000円となっています。いずれも市外住民が利用する場合はこれより割高となります。

葬儀式場（葬祭ホール）の使用に関しては、通夜、告別式、火葬を同一斎場で行うことが条件となっています。南部斎場の葬祭ホールのキャパシティは、１階が50席、２階が70席です。北部斎場の葬祭ホールは全室100席ですが、2室つなげて大ホールとして利用することができます。

横浜市には、上記2斎場のほか、横浜市久保山斎場（西区）、横浜市戸塚斎場（戸塚区）という公営斎場があります。久保山斎場は、京浜急行・黄金町駅からバス利用。戸塚斎場は、市営地下鉄・踊場駅から徒歩15分となっています。火葬料は上記2斎場と同じです。戸塚斎場には葬儀式場が併設されていますが、久保山斎場は火葬専用の施設です。但し、近隣に公営斎場の横浜市久保山霊堂があり、こちらは葬儀（通夜・告別式）・法要が行える施設のため、久保山斎場と併用する方が多いようです。使用料金は、大式場が10,000円／時、小式場が4,000円／時、小式場（法事等）が1,000円／時となっています。戸塚斎場の葬儀式場（葬祭ホール）使用料金は、横浜市民の場合50,000円、市外住民の場合75,000円です。横浜市には4つの公営斎場（火葬場）がありますが、常に混み合っているため、日程などのご都合に合わせてどこを利用するか決めると良いでしょう。

横浜市内にあるその他斎場

横浜市南部斎場、北部斎場、戸塚斎場、久保山斎場以外で、横浜市民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。

横浜市とは

横浜市は、神奈川県の東部にある政令指定都市です。人口は日本の市町村のなかで最も多く、古くから国際都市としても発展しています。面積も広大で、横浜駅周辺のほか、横浜みなとみらい21地区、東神奈川臨海部周辺、新横浜都心、港北ニュータウンなど複数の商業拠点を持っています。市域の歴史を見ると、鎌倉時代から本格的に開発が始まり、海の玄関口としての六浦湊、江戸湾内海交通の要衝としての神奈川湊が栄えました。江戸時代の末期になると日米修好通商条約によって「神奈川」を開港場にすることが定められ、国際港湾都市へと発展して行きました。こういった環境から、市内には洋風建築の建物が多く、現在も横浜地方裁判所、横浜税関、横浜市開港記念会館、神奈川県庁など、多くの建造物が遺っています。また、観光地としても人気があり、観光入込客数は4千万人を超えています。観光スポットとしては、三溪園、山下公園、横浜中華街、横浜赤レンガ倉庫、横浜マリンタワー、横浜・八景島シーパラダイス、日本丸などがあります。都市として発展している横浜市ですが、市内では農業も各所で営まれており、農地面積は神奈川県内最大です。特産品は、キャベツ・ホウレンソウ・コマツナ・ジャガイモなどです。東海道本線、京浜東北線、横浜線、田園都市線、東横線、横浜市営地下鉄など、多くの鉄道・地下鉄が通っており、交通的にも便利な横浜市ですが、市内には緑豊富な公園も多く、文化・スポーツ施設も多いため、生活する環境として素晴らしい土地です。

厚生労働省が発表している「平成20年～平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、横浜市の総人口は3,635,018人。年間の死亡者総数は135,522人となっています。

現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者135,522人はほぼそのまま横浜市で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、横浜市では毎日371.3人の方の火葬が行われている計算になります。

横浜市の死亡者数は神奈川県のなかで第1位となる多さで、１日あたり371.3人の方の火葬が行われているというのは全国的に見てもずば抜けて多い数です。横浜市には公営の斎場が4つありますが、1日あたりの火葬件数を見ると充分ではないと思われます。また、公営斎場には市民優先枠があるものの市外住民も利用可能なため、予約が集中してしまった場合、不本意ながら火葬待ちとなる可能性もあります。リーズナブルな公営斎場を利用し、費用を抑えつつ満足できるご葬儀を行うためには、出来る限り早い段階で葬儀社の担当者へ相談することをお勧めいたします。

葬儀でよくあるトラブル

国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。

大切な葬儀で料金トラブル発生！－後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと－

このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。

レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。

• 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
• 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
• 追加サービスにより請求金額が高額になることがある

葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。

葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。横浜市にお住まいの方もまた例外ではありません。

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