寄居町で葬儀・家族葬のできる斎場を探す

寄居町の斎場・火葬場

埼玉県・寄居町の方が利用する代表的な斎場・火葬場としては、こだま聖苑があげられます。

こだま聖苑は、本庄市、美里町、神川町および上里町により構成されている児玉郡市広域市町村圏組合が運営している公営斎場ですが、寄居町の方も利用可能です。所在地は埼玉県児玉郡美里町木部537-4で、交通アクセスはJR松久駅から徒歩10分となります。設備の概要を見ると、火葬棟には火葬炉が5基あり、告別ホール、炉前ホール、霊安室、収骨室が併設されています。待合棟には待合室5室のほか売店があります。斎場棟には式場があり100席設置することができます。組合に属する市町の住民だけでなく寄居町の住民も、火葬場・式場ともに利用可能なため、通夜から火葬、ご葬儀までを一貫して行うことができ、とても便利です。

こだま聖苑の火葬料は、組合市町の住民の場合は7,000円（12歳以上）ですが、寄居町の住民が利用する場合は60,000円（12歳以上）となります。そのほかの施設を寄居町民が利用する場合の料金は、待合室（火葬中）が6,000円、霊安室が10,000円。式場は、通夜20,000円、葬儀40,000円となります。

こだま聖苑は、昭和57年12月に設置されてから地域住民が安心してご葬儀を行えるよう尽力して来ました。周辺には松久神社、真東寺、遺跡の森総合公園などがあり、緑に囲まれる静かな環境にあります。建物は少し古くなっていますが、火葬炉は無煙無臭の性能を備えており、長年の実績から様々な面で利用者に配慮があります。その１つとして、待合室の使いやすさがあり、椅子を並べた洋室と畳の和室が合わさっているため、お年寄りや小さなお子様がいても安心です。

そのほか、寄居町に近い斎場・火葬場としては、深谷市が運営する「深丘園」があります。寄居町の中心地から約8.7㎞という距離です。深谷市の公営斎場ですが、寄居町民も火葬場を利用することはできます。しかし、火葬料は100,000円とかなり割高になります。また、収容人数20人以内の小ホールが設けられてはいますが、基本的に通夜・告別式のための葬儀式場はないので、別途探さなくてはいけません。料金面で比較してみても、寄居町の方にとってはこだま聖苑の方が利用しやすいと言えるでしょう。

寄居町内にあるその他斎場

こだま聖苑以外で、寄居町民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。

寄居町とは

寄居町は埼玉県大里郡に属する県の北西部にある町です。隣接する自治体は、深谷市、児玉郡美里町、比企郡嵐山町などで、昭和30年に寄居町・折原村・鉢形村・男衾村・用土村と合併して現在の寄居町となりました。人口の推移を見ると、平成12年の37,724人をピークとして以降は減少に転じています。年々減少率は高くなっていますが、高齢化は全国平均レベルです。地理的な特徴としては、荒川の中流域である長瀞の下流に位置し、左岸側に市街地が発達しています。荒川は寄居で関東平野に注ぎ、外秩父と上武山地に挟まれた渓谷となるため、古くから地の利を生かした要害となっていました。かつてこの地には鉢形城があり、城下町としても栄えました。水の恵みが豊富なことから町全域が「水の郷百選」に選ばれており、町内を流れる風布川は名水百選の一つに選定されています。町内には本田技研工業埼玉製作所寄居工場があり、産業としては工業が中心ですが、豊かな自然を豊富に残す、長閑な町です。

厚生労働省が発表している「平成20年～平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、寄居町の総人口は35,469人。年間の死亡者総数は1,835人となっています。

現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者1,835人はほぼそのまま寄居町で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、寄居町では毎日5.03人の方の火葬が行われている計算になります。

寄居町の死亡者数は埼玉県内で42番目となる少ない数ですが、町内には公営の火葬場・斎場がありません。最も近い距離にあるこだま聖苑は、近隣の多くの方が利用する公営斎場のため、日程によっては予約が取りにくい場合もあります。そのほかの斎場を利用したとしても町内に火葬場がないことから火葬料金は割高となってしまいますので、可能であればなるべく費用を抑えられる公営の斎場を利用したいものです。また、不本意ながら火葬待ちという状態とならないためにも、出来る限り早い段階で葬儀社の担当者へ相談することをお勧めいたします。

葬儀でよくあるトラブル

国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。

大切な葬儀で料金トラブル発生！－後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと－

このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。

レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。

• 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
• 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
• 追加サービスにより請求金額が高額になることがある

葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。

葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。寄居町にお住まいの方もまた例外ではありません。

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