那須塩原市で葬儀・家族葬のできる斎場を探す

那須塩原市の斎場・火葬場

栃木県・那須塩原市の方が利用する代表的な斎場としては、那須聖苑があげられます。

那須聖苑は、那須塩原市及び那須町で構成される黒磯那須共同火葬場組合が運営する公営斎場（火葬場）です。所在地は那須郡那須町高久甲1254-1。交通アクセスは、JR・黒磯駅から車で約10分となっています。那須聖苑は火葬施設のみを有する斎場です。施設内には火葬炉3基、待合室3室のほかに、告別室、炉前ホール、収骨室などが設けられていますが、通夜・告別式を行うことができる式場はありません。火葬に際しては予約時刻の15分前までにお棺を搬入することになります。また、那須聖苑ではご遺体の搬送等を行っていませんので、ご利用になる葬儀社等に依頼してください。なお、火葬場の利用時間は、午前9時から午後3時までとなっています。

故人または使用者が那須塩原市及び那須町の住民の場合、火葬料は5,000円（12歳以上）となり、待合室は1室につき5,000円です。

※那須聖苑は、上記組合構成市町の住民ではない方も利用可能ですが、火葬料は15,000円（12歳以上）で、待合室に関しては1室につき10,000円となります。

那須聖苑は火葬料がリーズナブルなため、大半の那須塩原市民が利用している斎場（火葬場）です。一方で人気があるために混み合うことがあり、予約するタイミングによっては火葬待ちとなることもあるでしょう。

そのほか、那須塩原市の住民が利用しやすい斎場・火葬場としては、大田原市火葬場があり、那須塩原市の中心地から約15km、車で25分くらいの距離となっています。那須塩原市民が利用する場合の火葬料は50,000円（13歳以上）で、待合室は1室につき10,000円です。那須塩原市の方が大田原市火葬場を利用すると火葬料が那須聖苑の10倍となりますから、費用負担を考えると、市内の民営斎場でご葬儀を行い、火葬についてはできる限り那須聖苑を利用した方が良いでしょう。

那須塩原市内にあるその他斎場

那須聖苑以外で、那須塩原市民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。

那須塩原市とは

那須塩原市は栃木県の最北端に位置する市です。国内最大級の扇状地那須野が原の大半を市域とし、明治政府の殖産興業政策、那須野が原開拓事業によって形成された栃木県北部最大の都市です。黒磯地区、西那須野地区、塩原地区という三つの地区に分かれ、黒磯地区・西那須野地区には新しい市街地が広がっており、塩原地区は国内有数の温泉地で、1200年以上の歴史を持つ温泉郷は数々の文豪に愛されていました。産業としては観光業が盛んで、観光客入込者数は約998万人（2015年度）となっています。また、那須野が原扇状地近辺には多くの牧場があり、生乳の生産は北海道に次ぐ多さです。さらに、乳牛農家数は全国第2位、乳牛頭数は全国第4位で、特産品にはパスチャライズド牛乳「那須塩原」、千本松牧場プレミアムアイスクリーム「ミレピーニ」、「千本松牧場牛乳」など、乳製品が多数あります。一方で、工業団地も多く、市内にはブリヂストン、YKKAP、ボッシュなど大手メーカーの製造拠点が多数立地しています。

厚生労働省が発表している「平成20年～平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、那須塩原市の総人口は116,065人。年間の死亡者総数は4,970人となっています。

現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者4,970人はほぼそのまま那須塩原市で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、那須塩原市では毎日13.6人の方の火葬が行われている計算になります。

1日あたり13.6人というのは、他の市町村と比べても特別に多い数ではありませんが、那須聖苑は那須塩原市民だけでなく那須町の住民も利用しています。合わせると1日あたり18.2人となりますから、火葬炉3基の規模では充分と言えないでしょう。予約が集中したときには火葬待ちとなる可能性があります。お住いの場所から近く、費用的な負担も少ない那須聖苑を利用したい場合、なるべく速やかに葬儀社の担当者へ相談することをおすすめします。

葬儀でよくあるトラブル

国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。

大切な葬儀で料金トラブル発生！－後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと－

このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。

レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。

• 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
• 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
• 追加サービスにより請求金額が高額になることがある

葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。

葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。那須塩原市にお住まいの方もまた例外ではありません。

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