小山市で葬儀・家族葬のできる斎場を探す
小山市の斎場・火葬場
栃木県・小山市の方が利用する代表的な斎場としては、小山聖苑があげられます。
小山聖苑は、小山市、下野市(旧南河内地区、旧国分寺地区)、野木町で構成される小山広域保健衛生組合が運営する公営斎場です。所在地は小山市大字外城717番地1。交通アクセスは、JR・小山駅から車で約10分です。小山聖苑は火葬場と式場を併せ持つ総合斎場です。施設概要を見ると、火葬炉(8基)、炉前ホール、収骨室、待合室(8室)、式場(2室)、控室、霊安室(2棺)等があり、大小2つある式場のキャパシティーは、昴(大)が130名、銀河(小)が60名となっています。また、小山聖苑は火葬炉に無煙無臭・再燃焼装置方式の最新技術を導入しており、環境にも配慮されている公営斎場です。
死亡者または申請者が小山市を含む上記構成市町の住民の場合、火葬料は5,000円(12歳以上)となります。待合室は1室2時間3,000円で、式場は、昴(大)が3時間20,000円、銀河(小)が3時間15,000円です。そのほか、控室は1室一夜15,000円、霊安室は1棺24時間以内で3,000円となります。なお、控室の一夜とは通夜式終了から翌日の葬儀開式までの間とされています。
※小山聖苑は、構成市町の住民ではない方も利用可能ですが、火葬料は20,000円(12歳以上)となり、待合室は6,000円、式場は、昴(大)が、3時間60,000円、銀河(小)が3時間45,000円で、式場控室は1室一夜30,000円、霊安室は1棺24時間以内で10,000円となっています。
小山聖苑は小山市民が利用しやすい料金設定で、通夜からご葬儀まで一貫して行える利便性の高さから、市民に最も人気がある斎場です。しかしながら、小山聖苑は小山市だけでなく、下野市(旧南河内地区、旧国分寺地区)、野木町の住民にとっても利用しやすい斎場で、それ以外の近隣自治体の住民も利用することがありますから、予約が集中すると火葬待ちとなる可能性があります。
そのほか、小山市民が利用しやすい斎場・火葬場としては、栃木市斎場(火葬場)があります。小山市の中心地からは約12km、車で20分くらいの距離です。小山市民が栃木市斎場を利用する場合、火葬料は大人18,000円、小人13,000円となり、待合室は6,000円です。なお、栃木市斎場に式場はありませんので、通夜・告別式に関しては別の斎場を利用することになります。火葬料が割高で、式場がないことを考えると、小山市の方はできる限り小山聖苑を利用した方が良いでしょう。
小山市内にあるその他斎場
小山聖苑以外で、小山市民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。
斎場名 | 住所 | 公営/民営の区分 |
---|---|---|
小山家族葬ホール | 小山市粟宮1583-1 | 民営斎場 |
セレモニーあすか 小山ホール | 小山市城北6-3-4 | 民営斎場 |
小山キャッスル | 小山市城東5-6-20 | 民営斎場 |
セレモニーたかはし外城ホール | 小山市外城167-1 | 民営斎場 |
JAおやま 思川ホール | 小山市萩島134 | 民営斎場 |
セレモニーホールやすらぎ | 小山市雨ケ谷700 | 民営斎場 |
JAおやま おとめホール | 小山市南乙女2-1-6 | 民営斎場 |
小山市とは
小山市は栃木県の南部に位置する市です。市内には渡良瀬川の支流の思川のほか、巴波川、田川、鬼怒川が流れ、田川の西側には吉田用水が流れている水資源に恵まれた土地です。そのため古くから稲作が盛んで、生産された米を原料とする日本酒も多数造られています。小山市の歴史を見ると、市内では縄文時代中期頃の遺跡が発見されており、古くから人々が生活していたことがわかっています。鎌倉時代には城下町として発展し、江戸時代には日光街道の宿場町および、江戸川に通ずる思川の舟運によって栄えていました。1885年7月に日本鉄道本線の小山駅が開業すると人口が増えはじめ、徐々に工業都市として発展して行き、現在市内には、コマツ、三和シャッター工業、昭和電工、富士通など多くのメーカーが工場を構えています。一方、農業も盛んな小山市は全国一のハトムギの生産地であり、そのほかの特産品には、かんぴょう、繭、落花生などがあります。
厚生労働省が発表している「平成20年~平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、小山市の総人口は160,339人。年間の死亡者総数は6,745人となっています。
現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者6,745人はほぼそのまま小山市で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、小山市では毎日18.5人の方の火葬が行われている計算になります。
1日あたり18.5人というのは、他の市町村と比べても特別多い数ではありませんが、小山聖苑は小山市だけでなく下野市(旧南河内地区、旧国分寺地区)、野木町の住民にとっても利用しやすい斎場です。そのため、予約が集中すると希望日を押さえることができず、不本意ながら火葬待ちとなる可能性があります。ご自宅等からの移動の負担が少なく、費用面でもメリットが大きい小山聖苑を利用したい場合、なるべく速やかに葬儀社の担当者へ相談することをおすすめします。
葬儀でよくあるトラブル
国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。
大切な葬儀で料金トラブル発生!-後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと-
このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。
レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。
- 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
- 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
- 追加サービスにより請求金額が高額になることがある
葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。
葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。小山市にお住まいの方もまた例外ではありません。
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