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2017.12.27

法事・法要とは?法事の準備や一般的な流れ

法事・法要とは?法事の準備や一般的な流れ

法事・法要は、葬儀のあと一定期間ごとに行う儀式です。
法事と法要を行うのは、どちらも故人の霊が極楽浄土へ行けるように願うためですが、それぞれの言葉の意味合いは、若干異なるようです。
今回は、法事と法要、それぞれの言葉の意味を踏まえた上で、法事の準備の仕方や流れについてご紹介します。

法事・法要とは?

法事は法要を含む供養全体を指す言葉

法要は僧侶を招き、読経をあげて供養するという儀式を指します。
対する法事は、法要に加えて、会食までを含んだ行事全体を意味します。法事は追善供養と呼ばれることもあります。

法要の種類

法要には、大きく分けて忌日法要と年忌法要という種類があります。

忌日法要は忌中から百箇日法要まで

忌日法要は、亡くなった日から数えて7日後に行う初七日からはじまり、二七日、三七日、四七日、五七日(三十五日)、六七日、七七日(四十九日)、百箇日法要まで続きます。
忌日法要は、本来は僧侶を招いて行いますが、最近は初七日と七七日(四十九日)の法要以外は省略するか、身内だけで行うことが増えています。
人は死んでから四十九日間、この世とあの世とをさまよっている(中陰)といわれています。七七日(四十九日)は満中陰、尽中陰といい、エンマ大王によって死者の霊の行き先が決まる日とされています。遺族は七七日(四十九日)まで忌中として喪に服し、この日を境に忌明けとなるため、特に大切な日とされています。
忌明け後は神棚封じをはがし、後飾り壇を取り払い、仏壇に位牌を安置し、香典返しを行います。納骨もこのタイミングで行うことが多いです。
七七日(四十九日)を過ぎ、故人が新仏になって初めて行うのが百箇日法要です。卒哭忌とも呼ばれ、泣くのをやめて悲しみに区切りをつける日とされています。以前は百箇日の法要も盛大に行われていましたが、最近は内輪ですますことが多くなっています。同じく、百箇日法要と一緒に行われることが多かった、無縁仏を供養するための施餓鬼会も、お盆に行われるのが一般的になりました。

年忌法要は祥月命日に行う法要

年忌法要は、故人が亡くなった同月同日の、祥月命日に合わせて行う法要です。
年忌法要は「数え」で計算し、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、三十三回忌、五十回忌、百回忌などと続きます。同じ年に2つの法要が重なる場合は、一周忌の場合を除いてまとめて行うこともあります。まとめて行うことを併修や合斎といいます。地域によっては三回忌の場合も併修をしないことがあります。
一般的には、一周忌と三回忌は親族まで招いて盛大に行いますが、七回忌以降は身内だけでこじんまり行うことが多いようです。宗派にもよりますが、弔い上げとして、三十三回忌を持って供養を切り上げることも多いです。
ほかにも、地域におっては、毎月亡くなった日(月忌)に法要を行うこともあります。

法事の準備

法事を行う場合は、準備の流れを確認しておきましょう。

  1. 日時の決定
  2. 招待客数の決定
  3. 会場の決定
  4. 案内状の発送
  5. 引き出物の手配
  6. 会食の手配
  7. お墓の手入れをする
  8. 会場の準備
  9. お布施の準備
  10. 施主は挨拶を考えておく

法事の準備(1)日時の決定

法事は住職や、法事の内容や規模によっては親族や故人と親しかった人ともスケジュール調整が必要です。忌日法要は準備期間が短いので葬儀を行う時点で住職や親族などに相談し、スケジュールを決めておくとスムーズです。宗派によっては、住職に卒塔婆の依頼もしておきましょう。卒塔婆とは、お墓の後ろに立てる細長い板で、住職が経文や故人の戒名などを書く、個人個人の供養のためのものです。
年忌法要の場合は、3ヵ月前、短くても1か月前には準備を開始します。住職に日時の相談し、決まったら招待客にも連絡しましょう。
法事は故人が亡くなった同月同日の祥月命日に行うのが原則ですが、必ずしも同じ日でなければならないということはありません。ただし、ずらす場合は前倒しにするのが基本です。祥月命日が平日の場合は、集まりやすいよう、直前の土日に設定するといいでしょう。

法事の準備(2)招待客数の決定

日時が決まったら、法事の内容や規模に合わせて招待客数をある程度決めましょう。
一般的には、七七日(四十九日)や一周忌法要は、遺族と親族以外に故人と親しかった友人・知人まで広い範囲を招待します。反対に三回忌以降の年忌法要は家族だけでこじんまり行うことが多いです。

法事の準備(3)会場の決定

法事は菩提寺、もしくは自宅で行うのが一般的です。菩提寺で行う場合は、日時の相談をする際、施主が直接出向き、依頼するのがベターです。ほかにも、霊園の法要室が利用できる場合がありますが、土日は混みやすいので早めに予約しましょう。

法事の準備(4)案内状の発送

法事の日時や会場が決まったら、招待客へ案内状を発送します。案内状は、会食や引き出物の手配のことを考えて返信用はがきを利用するのがおすすめです。先方の都合も考え、1ヵ月前までに届けるのがマナーです。
法事に招待する人数が少ない場合は、案内状は使わず、電話で直接連絡してもかまいません。

法事の準備(5)引き出物の手配

法事の当日は、出席者1世帯につき1つの引き出物を配るのが一般的です。金額の目安は2,000~5,000円程度が相場で、お茶やお菓子、海苔といった実用的なものを用意することが多いようですが、地域差もあります。地域によっては、「このくらいの金額」、「これを絶対加えて〇品にする」というケースもあるようです。
不安な場合は周囲に確認しておくといいでしょう。引き出物の数が多くなる場合は、注文する業者に会場へ届けてもらうよう依頼するほうがベターです。
引き出物のかけ紙は黒白もしくは銀色の結び切りの水引を用います。表書きは「粗供養」や「志」にするのが一般的ですが、地域によってはほかの言葉を用いる場合もあります。

法事の準備(6)会食(お斎)の手配

引き出物の手配とともに、法要後の会食(お斎)の手配もしましょう。会食(お斎)は懇親会のようなものと捉えるといいでしょう。七七日(四十九日)までの料理は精進料理を手配します。
自宅や寺院で行う場合は、仕出し料理を手配するのが一般的です。寺院で行う場合は、一度寺院側へ相談しておくことが大切です。
霊園で行う場合は、会食室を利用できる場合があります。近くのレストランや料亭があれば、紹介してもらったり、自分たちで予約するのもいいでしょう。
席次は一番上座に僧侶に座ってもらい、施主や遺族が末席に座るのがマナーです。ほかは特に決まりがないので自由に座ってもらってかまいません。
どこを手配するとしても、予約のときに法事であることを伝えておくとスムーズです。
もしお斎を省略する場合は、招待客には引き出物と一緒に折り詰めとお酒を渡すのが一般的です。

法事の準備(7)お墓の手入れ

会場と供養をする人のお墓が近い場合は、法事の中でお墓参りを行うことがあります。事前にお墓に行き、墓石の汚れを洗い流し、周囲の雑草やごみも取り除いておきましょう。

法事の準備(8)会場の掃除や必要なものを準備する

自宅で法事を営む場合は、会場とする部屋や、家の周辺を掃除しておきます。掃除をしていて、法事のときに邪魔になりそうな家具やインテリアは移動し、仏壇は拝みやすいよう部屋の正面に移動しましょう。位牌やお菓子や果物といった供物、供花も供えておきます。
菩提寺や霊園で営む場合は、当日早めに訪れ、僧侶にあいさつして参列者を迎えます。位牌や供物、お花は持参します。寺院では供物やお花を用意してもらえる場合があるので、事前に確認しておくほうがおすすめです。

法事の準備(9)お布施の準備

法事で僧侶に読経をあげてもらう場合は、お布施の準備をしましょう。法事に対するお布施の相場は3~5万円といわれていますが、明確な数字できまっているわけではありません。
僧侶の格や地域差で異なるので、不安な場合は直接寺院や僧侶に尋ねましょう。失礼にはあたりません。それでもはっきり分からない場合は、葬儀社や同じ檀家の人に相談してみましょう。
僧侶へのお礼は、ほかにも自宅へ出向いてもらう場合はお車代、会食を辞退するといわれたときは、御膳料も用意します。宗派によっては、卒塔婆供養のお礼として、御卒塔婆供養料も準備しましょう。

法事の準備(10)施主のあいさつ

法事では会食を始める前と、場を締めるときに施主があいさつをするのが一般的です。あいさつでは、法事が無事に終わったことに対する感謝を伝えるのが主になります。施主となる人はあらかじめ内容を考えておくといいでしょう。

一般的な法事の流れ

法事の流れは、多少違いはあるものの、概ね次のように進むことが多いです。

  1. 僧侶の読経
  2. お焼香
  3. 法話
  4. お墓参り
  5. 会食
  6. 散会

法事も葬儀と同じように、僧侶が入場したら読経が始まり、お焼香を行います。お焼香は故人と関係の深い順に行いますが、決まりはないので席順でかまいません。読経、お焼香と、僧侶の法話を聞き終わるまでが、大体1時間ほどになるのが一般的です。
菩提寺や霊園で法事を営む場合や、引き続いて納骨・埋葬を行うときなどは、会食の前にお墓参りを行います。卒塔婆を依頼していた場合は、お墓参りのときに立てます。
法要の儀式が終わったあとはみんなで会食をし、散会します。帰る前に出席者へ引き出物を配ることを忘れないようにしましょう。

法事の服装

一周忌までは喪服を着用する

法事の服装は、施主と遺族の場合、一周忌までは喪服を着用するのが一般的です。三回忌以降は、地域にはよるものの、次第に平服のように簡略化していくことが多いです。ただし、平服を着用する場合も、遺族側は出席者よりカジュアルにならないよう注意することが大切です。施主側が平服を着用する場合は、事前に案内状にも「平服でお越しください」と添えることも忘れないようにしましょう。

法事は法要と会食を含む、故人を供養する儀式

法事の準備は日時を決めることから始めよう

法事と法要とは、どちらも故人が極楽浄土へ行けるように願って行う儀式ですが、法事の場合会食も行うのが違うところです。
忌日法要の場合は、葬儀後の慌ただしい中行うことが多く、準備に時間がかけにくいですが、年忌法要を行うときは、なるべく早めに準備を始めるようにしましょう。引き出物やお布施の金額について分からないときは、悩まず周りの人に相談するのがベターです。
法要後の会食は出席者同士の懇親会のような場所でもあります。故人の供養をするための儀式ですが、会食では、なかなか会えない人たち同士が、ゆっくり話ができるような場になるよう手配できるといいのではないでしょうか。

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