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2018.9.27

永代供養とは?永代供養がしてもらえる永代供養墓の種類や費用

永代供養とは?永代供養がしてもらえる永代供養墓の種類や費用

お墓の購入を検討していると、永代供養という言葉を目にしたり、耳にする機会があるかもしれません。言葉だけを見ていると、なんとなく「ずっと供養してもらえそう」というイメージのある言葉ですが、実際のところどうなのでしょうか。
今回は、永代供養の意味とともに、永代供養をしてもらえる永代供養墓についてご紹介します。

永代供養は「永代」にわたって「供養」してもらうこと

寺院や霊園に供養やお墓の管理を任せること

永代供養は、文字通り永代にわたって、寺院や霊園などにお墓の管理や供養をしてもらうことをいいます。永代とは長い年月、永久などの意味があります。
元々永代供養は、子々孫々まで先祖を供養することを意味しました。しかし現在は、墓参りに行けない人や身寄りがいない人などに変わり、寺院や霊園が供養や管理をする、という意味で使われるのが一般的です。

永代供養は半永久的に供養してもらえる

永代供養は、寺院や霊園が存続する限りは、半永久的に供養や管理をしてもらえます。
半永久的、というのは寺院や霊園が定めた、ある一定期間を過ぎると、ほかの人と一緒に合祀され、供養されるケースが多いからです。未来永劫、永久に供養してもらえるというわけではないので注意しましょう。一般的には、十三回忌、十七回忌、三十三回忌が終わったあとに合祀されることが多いです。合祀したあとも、記録は保存されるので、合同法要などで供養してもらうことができます。

永代供養墓とは承継を考えないお墓

寺院や霊園に永代供養料を支払い、管理や供養をしてもらう

これまで日本では、お墓というのは誰かが引き継ぐ、というのが一般的でした。お墓を引き継ぐことを、承継する、といいますが、永代供養墓は承継を考えないお墓です。
一般のお墓はお墓参りやお墓の管理が必要ですが、永代供養墓は寺院や霊園に供養や管理を任せることができます。寺院によっては檀家になることが条件である場合がありますが、基本的には宗旨・宗派を問わないのもメリットのひとつです。
独身の人や、身寄りがない人以外にも、自分の死後、お墓参りや手入れをしてくれる人がいないという場合や、遠方に住んでいて頼めない場合に選ばれることが増えています。
永代供養墓は寺院によって、俱会一処墓、永代納骨堂、生前個人墓、永代供養廟、永代納骨廟、永遠墓、永代経墾志などと呼ばれることもあります。

供養の仕方はさまざま

永躰供養墓の供養は、寺院や霊園によって異なります。一般的にはお彼岸やお盆のようにお墓参りをする人が多いタイミングに供養したり、一年に何回などと決まっていることが多いです。

  • お彼岸やお盆に合同供養を行う
  • 年に1回供養する
  • 毎月供養する
  • 毎年祥月命日に供養する
  • 回忌供養に供養する

永代供養墓の種類

お墓にはさまざまな種類がありますが、永代供養墓もいくつかのスタイルが存在します。個人個人のお墓以外にも、ほかの人と一緒のお墓や納骨室に埋葬するケースもあります。

  • 個人墓
  • 夫婦墓
  • 共同墓
  • 合葬墓

お墓以外に、納骨した故人の名前や生没年を記録として残す方法として、石板の墓誌に刻字、過去帳に記載、墓籍簿に記載するといった方法があります。 

個人墓

一代限りで、個人個人が自分のためにたてるお墓です。独身でお墓を継ぐ人がいない場合は永代供養墓として建てる人が多いです。

夫婦墓

夫婦二人が入るお墓で、俗名や戒名も夫婦二人分を刻みます。承継を考えない場合は、永代供養墓にすることができます。納骨堂タイプや樹木葬などさまざまなタイプの夫婦墓があります。
夫婦どちらかが亡くなったときに建立するケースだけでなく、生前に建てる人も多いです。

共同墓

共同墓は集合墓、合同墓、納骨堂、合葬式納骨堂などと呼ばれることもあります。ロッカー型や棚型、壁型などがあり、いくつもの骨壺を同じ場所に安置する形式の永代供養墓です。
ロッカー型や棚型は個々に納骨堂を持ち、そこに骨壺をおさめる形式です。壁型の場合は共同の墓碑に名前と生年没年を刻み、骨壺をうめます。
共同墓の場合、骨壺に遺骨を納めた状態で、個別に一定期間安置することができます。ですが期間満了後は合祀されるケースが多いです。一般的には、十三回忌や十七回忌、三十三回忌の後に合祀されることが多いようです。

合祀墓

納骨する段階から、骨壺単位ではなくほかの人の遺骨と一緒に土の上に埋葬される永代供養墓です。承継者がいない人が選ぶ場合が多いですが、家制度に縛られたくないと考える人などが希望することもあるようです。

永代供養墓の費用

平均30~50万円が一般的

ほとんどの永代供養墓は、一人当たりの料金が設定されていて、基本料金は平均30~50万円といわれています。
とはいえ実際、基本料金はさまざまです。外観、納骨の方法、墓誌の形態、供養の方法などによって料金に幅があり、平均より安く10万円程度のものもあれば、300万円以上するものもあります。基本料金は安くても、追加費用がかかることもあるので、直接問い合わせるのがベストです。
場合によっては、納骨スペースが大きく、複数の遺骨が収蔵できて料金もそこまで変わらないこともあります。自分以外に夫婦や両親など、複数人で使用したい場合には大きめの永代供養墓を選ぶといいかもしれません。
料金の高い低いだけでなく、自分の納得がいく内容の永代供養墓を選ぶことが大切です。

永代供養墓の費用に含まれるもの

永代供養墓の費用は、基本料金の中に永代供養料、使用料、納骨料、墓所、遺骨の管理まで含まれていることが多いです。

  • 永代供養料:永代に供養してもらうことに対する費用
  • 使用料:永代供養墓の墓所使用料
  • 納骨料(お布施):遺骨を納骨するときにかかる費用
  • 刻字料:個別の墓の場合、墓誌に納骨者名などを彫るための費用

寺院や霊園によって、納骨料や墓誌の刻字料については、含まれる場合と別途実費になる場合とがあります。
ほかにも、生前に購入する場合は入会金と年会費、年間管理費などが必要になる場合があります。一方で、夫婦で同時に申し込みをすれば墓地使用料が割安になる場合もあるようです。
墓石代は一般的に100~150万円といわれていますが、共同墓や合祀墓にする場合は、墓石代が不要になるため、多少の費用を浮かせられそうです。

永代供養墓は半永久的に供養を任せられるお墓

料金だけでなく供養の方法やお墓の種類は十分検討を

永代供養は、寺院や霊園などが、家族や子孫たちに変わって、半永久的にお墓の手入れや故人の供養、遺骨の管理をしてくれるということです。
永代供養をしてくれる永代供養墓にすることは、お墓の管理についてほぼ悩まずにすむため、独身の人や、身内に迷惑をかけたくないという人にとっては安心感につながりそうです。実際、生前から永代供養墓を購入し、準備する人も増えているようです。
永代供養墓については、さまざまな種類があり、永代供養のための費用も寺院や霊園によって異なります。料金だけでなく、供養の方法や管理内容も十分チェックし、自分の希望に見合うものを選びましょう。

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