2019.8.8

お悔やみを手紙で伝えるポイントは?文例や送り方のマナー

お悔やみを手紙で伝えるポイントは?文例や送り方のマナー

お悔やみの気持ちは手紙で伝えることもできます。葬儀に参列できない場合や、訃報を後から知って直接気持ちを伝えられない場合に有効な手段となるでしょう。今回はこの記事で、お悔やみの手紙を送るタイミングや書き方のポイント、文例など一般的なマナーについてご紹介します。

お悔やみの手紙を送るタイミング

初七日までにお悔やみの手紙を出すのがベター

お悔やみの手紙は手書きし、初七日までに出すのが基本とされています。訃報を知り、葬儀に参列できない際はなるべく早く出しましょう。

お悔やみを遅れて知った場合はできるだけ早めに対応を

訃報を知った時点ですでに初七日を過ぎている場合は、可能な限り早めに手紙を出すのがマナーです。お悔やみを知るタイミングはいつも葬儀前とは限らず、葬儀後や数か月以降経ってからの場合もあります。喪中はがきで訃報を知るケースも考えられますが、いずれにせよ訃報を知った時点から出来る限り早く伝えることを意識しましょう。

お悔やみの手紙を書くときのポイント

忌み言葉を避ける

お悔やみの手紙を書く際は、忌み言葉に注意しましょう。忌み言葉とは冠婚葬祭で縁起が悪いとして避ける言葉のことです。弔辞では、重ね言葉や生死に関わる直接的な表現を避けるのが一般的です。重ね言葉は「重ね重ね」のような繰り返しの表現や、「追って」のように不幸が重なることや続くことを連想させる言葉のことをいいます。

生死に関わる言葉は数字の「4(死)」や「9(苦)」も避けるほか、「ご逝去」や「御生前」、「訃報」などは柔らかい表現に変えるのがマナーです。その他、神道やキリスト教では使わない言葉もあります。

種類
繰り返しの表現 ときどき、くれぐれも、しみじみ、まだまだ、皆々様など
不幸が続くことを連想させる言葉 さらに、引き続き、再び、重ねて、繰り返しなど
生死を直接表現する言葉 死去、死亡、生きる、四(死)、九(苦)など
神道・キリスト教では使わない言葉 冥福、供養、成仏、往生、読経、僧侶、焼香、合掌など

頭語や時候の挨拶は不要

お悔やみの手紙は、頭語や時候の挨拶などの前置きは不要です。頭語とは「拝啓」や「謹啓」の言葉、時候の挨拶は季節に合わせたあいさつ文のことです。すぐ本題に入るのは、挨拶を忘れてしまうほどの驚きや悲しみの気持ちでいっぱいということを表すためです。

お悔やみを手紙で述べることを詫びる

本来、お悔やみは直接会って述べるものであり、手紙はあくまで略式です。手紙では訃報を知った驚きや悲しみとともに、弔問できない理由やお詫びを述べてから、お悔やみの言葉を伝えましょう。お悔やみの言葉例としては、「謹んで(心から)お悔やみ申し上げます」、「御冥福をお祈りいたします」などが一般的です。

もし、喪中はがきで不幸があったことを知った場合は、お悔やみが遅くなったことについて失礼についても詫びるといいでしょう。弔問できない理由については、詳しい理由を語る必要はなく、「やむを得ない事情」や「遠方で参列できない」など簡潔に伝えればOKです。

励ましや気遣いの言葉を述べる

お悔やみの手紙では、遺族の心や身体を気遣う言葉を書くことも大切です。「お力落としのことと存じますが、どうぞお気を強くお持ちください」など述べるといいでしょう。ただし、遺族を追い詰めないよう、「がんばって」や「しっかり」などの前向きな言葉は避けたほうが無難です。

訃報を知ったのが葬儀後の場合は、故人との思い出や感謝の気持ちを書くのもいいですが、必須ではありません。お悔やみの手紙では、遺族をいたわるほうが大切であり、故人とのエピソードを書くことで、遺族を悲しませるのは本意ではないからです。

故人が友人の場合は自分との関係も伝える

お悔やみの手紙を送るにあたり、故人が友人だった場合は遺族に分かるよう、自分との関係も伝えましょう。例えば高校で同じクラスだった、大学でお世話になったなどです。

お悔やみ以外の用件は書かない

手紙の最後はお悔やみの言葉や合掌などで結びます。後日弔問に伺う予定がある場合は、合わせて伝えますが、お悔やみ以外の用件を書くことや、追伸のような添え書きは失礼にあたるので控えましょう。

結びの挨拶のあとは改行して、行末に結語(合掌など)を書き添え、日付と差出人、宛名の順に後付けを書きます。日付は文頭から2文字下げ、和暦で書くのが一般的です。宛名は「〇〇〇〇様」と敬称をつけるのを忘れないようにしましょう。

お悔やみの手紙の文例

お悔やみの手紙では、友人や普段親しく付き合っている相手でも敬称や敬語など、丁寧な言葉を使うのがマナーです。

個人へのお悔やみ

このたびは、お母さまのご訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。
かねてより療養中とは存じておりましたが、退院後のお元気な様子を伺っていただけに、突然の悲報に接し大変驚いております。いつも温かく迎えてくださった、あの笑顔がもう見られないとは本当に残念です。
本来ならばすぐにでもかけつけてお悔やみを申し上げたいところですが、やむを得ない事情によりお伺いすることができず、誠に申し訳ございません。
いずれ機会を見てご挨拶に参りたいと考えております。
ご家族の皆様におかれましては、どうかお力を落とされませんようご自愛ください。
略儀ながら書中にてお悔やみを申し上げます。

ビジネス先へのお悔やみ

貴社取締役営業本部長〇〇様のご逝去のお知らせを承り、驚きと悲しみを深くしております。
ご生前は格別のご厚情を賜り、お付き合いは〇年にわたりました。今日の弊社がございますのも、ひとえに〇〇様のお力添えあってのことと、改めて感謝をいたしております。
ご遺族の皆様をはじめ、社内の皆様のご心痛はいかばかりかと拝察いたします。
本来であればすぐにでも弔問にお伺いすべきところ、遠路ままならず、謹んでお悔やみ申し上げる次第でございます。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

時間が経ってから、遅れてのお悔やみ

本日、喪中欠礼のお知らせをいただきました。
ご無沙汰いたしておりましたため、お父様のご病気のことを存じ上げず、弔問にもお伺いせずに申し訳ありませんでした。
遅ればせながら謹んでお悔やみを申し上げます。
ご家族の皆様におかれましては、さぞやお寂しい年の暮れとは存じますが、どうかお健やかに新しい年をお迎えくださいますよう、心よりお祈り申し上げます。

お悔やみでの便箋・手紙の使い方

便箋や封筒は白や落ち着いたなデザインを

お悔やみの手紙には、シンプルな便箋や封筒を使用しましょう。白色が一般的ですが、落ち着いた色目であればグレーや薄いブルーなどでも問題ありません。絵柄も無地が基本ですが、親しい間柄なら季節の花の絵など、控えめで清楚なデザインなら入っていてもOKです。

封筒は一重のものを使うのが基本です。二重封筒は不幸が重なることを連想させ、縁起が悪いといわれるためです。同様に、便箋の枚数も1枚に収まるよう書く方がよいとする考え方もあります。

短い手紙ならハガキでもOK

一般的には便箋と封筒を用いることが多いお悔やみの手紙ですが、一言、二言程度の短い内容であればハガキでもかまいません。訃報を聞いたら、まずはお悔やみを伝えることを意識しましょう。

お悔やみの手紙は縦書きが一般的

お悔やみの手紙は縦書きが一般的です。親しい間柄の場合は横書きでもよいとする意見もありますが、カジュアルな印象を与えることがあります。基本は縦書きとするほうが無難です。

使用するペンは黒インクでOK

葬儀に持参するお香典の袋には薄墨を用いますが、お悔やみの手紙に使うペンは黒インクの万年筆やボールペンで問題ないとされています。カラーペンは避けましょう。

地域によっては薄墨を使用する

手紙に用いるペンは、地域によっては薄墨にする場合もあります。ですが、筆ペンに慣れていない場合は、黒インクでもかまわないでしょう。

お悔やみの手紙と一緒に香典を送ってもOK

香典も一緒に送る場合は現金書留で

お香典は不祝儀袋に包み、お悔やみの手紙とともに送ってもOKです。現金を扱うことになるので、発送時は現金書留を利用しましょう。

お悔やみの手紙でも香典について触れる

お悔やみの手紙にお香典を同封する場合は、文中でも触れるのが丁寧です。香典返しを辞退する場合は合わせて伝えましょう。

例えば「誠に些少ではございますが、心ばかりのものを同封いたします。御霊前にお供えいただければと存じます。どうかお返しのご心配などはご無用にてお願い申し上げます」などです。

お悔やみの手紙をもらった場合の返事は?

手紙の返事を出すほうが丁寧

お悔やみの手紙を受け取った際は、遺族側からも返事をするほうが丁寧です。わざわざ手紙を書いて遺族を気遣い、心配してくれた相手に対し、手紙を受け取ったときの思いや感謝の気持ちを伝えるといいでしょう。年明けに手紙を受け取った場合は、寒中見舞いの形式で返事を出してもかまいません。

お悔やみの手紙に対する返事には、「拝啓・敬具」などの頭語・結語を用います。手紙の最後は「生前のご厚情に深く感謝申し上げますとともに、今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます」などと締めることが多いです。

香典をもらった場合は必ずお礼状を

お悔やみの手紙とともに、お香典が同封されていた場合は必ずお礼状を出しましょう。お悔やみの手紙をいただいた時期が四十九日以前だった場合は、会葬礼状をお送りしてもよしとされています。

手紙とともに香典を受け取った場合は、「お手紙とともに霊前に供えさせていただきました」と伝えた上で、香典返しを送る旨を述べましょう。例えば「頂いたお心遣いが嬉しかったので、ほんの心ばかりのものを送らせていただきます。本来ならば拝眉の上お礼を申し上げるべきところ、略儀ながら書中をもちまして御礼申し上げます」などが一般的です。

お返し不要の文言がなければ香典返しも用意

香典をいただいた場合は、返事の手紙とともに香典返しも用意します。ただし、手紙にお返し不要の文言がある場合は、手紙のみでOKです。

お悔やみを手紙で伝えるなら早い方がベター

訃報を知るのが遅れた場合もまずは一報を

事情があってすぐに弔問できない場合は、手紙でお悔やみを伝えることができます。手紙を出すタイミングは、訃報を知った時点から、できるだけ早いほうがベターです。

お悔やみの手紙の書き方には忌み言葉を避ける、シンプルな便箋を用いるなどいくつか注意点があります。ですが、短くてもいいので、まずは遺族をいたわり、弔意を伝えることを意識しましょう。香典を同封する場合は、手紙の中で一言書き添えることも大切です。

また、遺族側も手紙を受け取った場合は返事を出すのが丁寧です。手紙はお互いの気持ちを伝えるのに適した手段です。どのように伝えればいいか迷ったときは手紙を活用してみてはいかがでしょうか。

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