日光市で葬儀・家族葬のできる斎場を探す
日光市の斎場・火葬場
栃木県・日光市の方が利用する代表的な斎場としては、日光聖苑があげられます。
日光聖苑は日光市が開設し、指定管理者の日光聖苑運営企業体「静祈」が運営している公営斎場です。所在地は日光市瀬尾1749-2。交通アクセスは、JR今市駅、東武下今市駅から車で約8分となっています。日光聖苑には、火葬場、式場、待合室、霊安室などがあり、式場には仏式・神式・キリスト式の祭壇が揃えられています。また、敷地内の駐車場には、大型車2台・中型車6台・普通車85台(障がい者等用2台)駐車可能です。なお、日光聖苑の火葬場は火葬炉6基の規模で、午前10時から午後3時30分の間に5回点火されています。
故人が日光市住民の場合、火葬料は5,000円(12歳以上)、霊安室は24時間で3,130円となり、斎場の使用を申請する方が日光市民の場合、式場は通夜・告別式それぞれ1回20,950円、待合室は1室4,180円となっています。
※日光聖苑は日光市の住民ではない方も利用可能ですが、火葬料は50,000円(12歳以上)、霊安室は24時間6,260円となり、式場は通夜・告別式それぞれ1回41,900円、待合室は1室8,360円と、どれも日光市民より高い料金設定です。
日光聖苑は日光市民にとってリーズナブルな価格で利用しやすい斎場です。また、市内にある唯一の公営斎場のため市民のほとんどが利用しており、時期によっては予約が集中し、混雑することがあります。そのため、状況次第では火葬待ちとなることもあるでしょう。
そのほか、日光市民が利用しやすい斎場・火葬場としては、鹿沼市斎場(火葬場)があり、日光市の中心地からは約15km、車で25分くらいの距離です。鹿沼市斎場を日光市民が利用する場合、火葬料は15,000円(12歳以上)で、待合室(大)は9,000円、待合室(小)は6,000円となります。いずれも市外住民の料金としては比較的低い金額ですが、鹿沼市斎場には通夜・告別式を行うための式場がありません。そのため、別途民間の斎場等を利用することになります。火葬料のこと、式場がないことなどを考えると、日光市民はできる限り日光聖苑を利用した方が良いでしょう。
日光市内にあるその他斎場
日光聖苑以外で、日光市民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。
斎場名 | 住所 | 公営/民営の区分 |
---|---|---|
今市葬祭市民ホール | 日光市森友1110 | 民営斎場 |
やすらぎホール | 日光市若杉町1251−12 | 民営斎場 |
まつなみ会館 | 日光市土沢1791-1 | 民営斎場 |
清華ホール日光 | 日光市所野2836-8 | 民営斎場 |
三法日光会館 | 日光市久次良町1771 | 民営斎場 |
日光市とは
日光市は栃木県の北西部に位置し、関東地方の市町村で最も面積が広い市です。2006年に今市市と(旧)日光市、足尾町、藤原町、栗山村が合併して現在の日光市が誕生し、広大な市域を持つようになりました。日光市というと「日光東照宮」が有名ですが、古くは鎌倉時代から日光権現を祀る山々が知られ、江戸時代に徳川家康および徳川家光の廟地となってからは参拝客で賑わうようになり、「日光を見ずして結構と言うこと莫れ」という言葉が全国に伝わって行きました。明治時代から外国人観光客が増え、国際観光都市へと発展していますが、市内には日光東照宮のほかに、日光二荒山神社、田母澤御用邸跡、中禅寺湖、華厳の滝、鬼怒川温泉など、観光資源が豊富にあります。産業としては観光産業が中心ですが、降水量の豊富さから水力発電所が多数あり、銅やアルミニウムを製錬する鉱工業も盛んです。また、旧今市市の辺りでは、木工、食品加工等に関連する事業所が多く見られます。ちなみに、日光市出身の著名人にはソニー創業者の井深大などがおり、海外からの来訪者には、アルベルト・アインシュタイン(物理学者)、チャールズ・リンドバーグ(飛行家)、フランク・ロイド・ライト(建築家)、ヘレン・ケラー(教育家、社会福祉活動家)などがいます。
厚生労働省が発表している「平成20年~平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、日光市の総人口は89,501人。年間の死亡者総数は5,707人となっています。
現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者5,707人はほぼそのまま日光市で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、日光市では毎日15.6人の方の火葬が行われている計算になります。
1日あたり15.6人というのは、他の市町村と比べて特別に多い数ではありません。とはいえ、日光市のほとんどの方が日光聖苑の火葬場を利用しているでしょうから、日取りや予約のタイミングなどによっては希望通りの日にちを押さえることができない可能性があります。費用的な面はもちろんのこと、日光市民にとって様々な面でメリットがある日光聖苑を利用したい場合は、なるべく速やかに葬儀社の担当者へ相談することをおすすめします。
葬儀でよくあるトラブル
国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。
大切な葬儀で料金トラブル発生!-後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと-
このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。
レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。
- 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
- 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
- 追加サービスにより請求金額が高額になることがある
葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。
葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。日光市にお住まいの方もまた例外ではありません。
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