土浦市で葬儀・家族葬のできる斎場を探す

土浦市の斎場・火葬場

茨城県・土浦市の方が利用する代表的な斎場としては、土浦市営斎場があげられます。

土浦市営斎場は、その名のとおり土浦市が管理運営している公営斎場で、平成28年10月3日から現在の新市営斎場が供用開始されています。所在地は土浦市田中2丁目16番33号。交通アクセスはJR常磐線・土浦駅から車で約9分です。土浦市営斎場の外観は重厚感を感じる佇まいで、斎場は葬祭棟、火葬棟、待合棟で構成されています。葬祭棟には式場2室（1室120席）・お清め室2室（1室72席）・遺族控室2室・僧侶控室2室があり、火葬棟には火葬炉6基とお別れ室が3室設けられています。また、待合棟には待合ホールと待合室（40席）が5室あり、いずれも近代的でハイセンスな空間となっています。

故人または申請者（葬儀を執行する者）が土浦市民の場合、火葬料は5,000円（13歳以上）となります。式場は、通夜に使用する場合1回につき53,990円、告別式に使用する場合は1回につき45,840円です。また、お清め室は14,260円、待合室は1室につき2時間9,170円となっており、待合ホールに関しては無料で利用できます。

※土浦市営斎場は土浦市の住民以外の方も利用可能ですが、火葬料は50,000円（13歳以上）となります。式場は、通夜に使用する場合1回につき161,950円、告別式に使用する場合は1回につき137,500円。お清め室は42,780円、待合室は1室につき2時間 27,500円と、土浦市民より高い料金設定となっています。

土浦市営斎場は利用料金がリーズナブルなだけでなく、施設環境がとても充実しているため、市民から人気がある斎場です。一方で、人気があるために予約が集中することがあり、状況によっては希望日を押さえることができず、不本意ながら火葬待ちとなることもあるようです。

そのほか、土浦市民が利用しやすい斎場・火葬場としてはつくばメモリアルホールがあり、土浦市の中心地からは約12km、車で20分くらいの距離です。つくばメモリアルホールはつくば市が運営する公営斎場ですが、火葬場、式場ともに土浦市民も利用可能です。料金設定は、火葬料が50,000円（13歳以上）、式場は２つあり、小式場が通夜（1回）62,800円、仮眠20,800円、告別式（1回）62,800円となり、大式場は通夜（1回）94,200円、仮眠20,800円、告別式（1回）94,200円です。そのほか、霊安室は24時間20,800円、法要室は3時間10,400円と、土浦市民にとっては土浦市営斎場を利用するより費用負担が大きくなりますから、土浦市の方にはできる限り土浦市営斎場を利用することをお薦め致します。

土浦市内にあるその他斎場

土浦市営斎場以外で、土浦市民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。

土浦市とは

土浦市は茨城県南部の県南地域に位置する市です。業務核都市、国際会議観光都市に指定され、茨城県の発足時より県南地域の商業・行政の中心的な役割を担って来ました。1918年に筑波鉄道が開通し、1929年に隣接する稲敷郡阿見村（現在の阿見町）に海軍航空隊が設置されてからは海軍の町として栄え、戦後は土浦駅周辺に百貨店や大型店舗が増えて、「商都」の土浦と呼ばれていました。現在、主な産業としては工業が盛んで、神立工業団地の造成によって日立製作所グループをはじめとする多くの企業が進出しています。ちなみに、土浦市に本社を置く企業には、宇田川コーポレーション、ジョイフル本田、中川ヒューム管工業などがあり、土浦市発祥の企業には国分グループ、筑波書林があります。

厚生労働省が発表している「平成20年～平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、土浦市の総人口は141,666人。年間の死亡者総数は6,693人となっています。

現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者6,693人はほぼそのまま土浦市で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、土浦市では毎日18.3人の方の火葬が行われている計算になります。

1日あたり18.3人という数は茨城県内で突出して多いということではありませんが、土浦市営斎場は市民だけでなく近隣自治体の住民も利用している斎場です。そのため、予約が集中する時期には不本意ながら火葬待ちとなる可能性があります。土浦市民にとって費用面でメリットが大きい土浦市営斎場を利用したい場合、なるべく速やかに葬儀社の担当者へ相談することをおすすめします。

葬儀でよくあるトラブル

国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。

大切な葬儀で料金トラブル発生！－後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと－

このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。

レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。

• 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
• 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
• 追加サービスにより請求金額が高額になることがある

葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。

葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。土浦市にお住まいの方もまた例外ではありません。

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