府中市で葬儀・家族葬のできる斎場を探す
府中市の斎場・火葬場
東京都・府中市の代表的な斎場・火葬場としては、府中の森市民聖苑があげられます。
府中の森市民聖苑は、府中市浅間町1丁目3番地にある公営の総合斎場です。交通アクセスは、京王線・東府中駅から徒歩12分ですが、府中駅からちゅうバス(コミュニティバス)の多磨町ルートに乗車すれば「市民聖苑前」で下車可能です。府中市民専用の施設のため、故人もしくは施主が府中市民であることが使用要件となっています。通夜・告別式・火葬・法要などがすべて行える設備を有しており、火葬室は6基、式場は4室という規模です。また、法要のためのお部屋も和室・洋室合わせて4室あります。当斎場を利用する場合、042-367-7788に電話連絡し、火葬日時・通夜、告別式の式場及び日時・霊安室の使用・法要室の使用を伝えて仮予約を行います。市役所総合窓口に死亡届を提出して火葬許可証の交付を受けたのち、市民聖苑にて使用の申請をしてください。
施設の利用料を見ると、火葬室は無料で利用できます。霊安室は棺1回(24時間)につき2,000円、式場は部屋ごとに異なり、通夜及び告別式1回につき第1、第2式場は各25,000円、第3式場は各50,000円、第4式場は各15,000円となっています。法要室の使用料は、市民の場合1回2時間で3,000円、市民以外の場合は6,000円になります。利用時間が2時間を超えると延長1時間につき市民は1,500円、市民以外は3,000円の延長料金がかかります。
府中の森市民聖苑は府中市美術館、府中の森芸術劇場が隣接する閑静な場所に立地しています。豊かな緑に囲まれた環境にあるため、大切な人との最後のお別れを穏やかな気持ちで迎えることができます。また、ご遺族の身体的な負担を軽減するべく、遺族控室では「仮眠」を取ることができるよう配慮しています。公営斎場ながら施設内は荘厳な造りとなっており、費用を抑えながらも満足のいく葬儀を行える斎場として市民に愛されています。
そのほか、府中市の近くには日華斎場・多磨葬祭場があります。交通アクセスは京王線・東府中駅、JR中央線・武蔵小金井駅からバス利用、もしくは西武多摩川線・多磨駅から徒歩10分となります。こちらは火葬場と葬儀式場を併設する民営の斎場です。火葬炉は14基あり、特別殯館、特別室、最上等の3等級に分かれます。火葬料金は、特別殯館は165,000円(大人)、特別室は105,000円(大人)、最上等は59,000円(大人)となっています。式場の料金は、思親殿・2階お清め室が合わせて410,400円、行華殿(松)・2階お清め室が248,400円、行華殿(竹)・2階お清め室が248,400円となります。
府中市内にあるその他斎場
府中の森市民聖苑以外で、府中市民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。
斎場名 | 住所 | 公営/民営の区分 |
---|---|---|
ひまわり会堂 | 府中市分梅町4-1-1 | 民営斎場 |
正覚寺 | 府中市栄町1-5-9 | 民営斎場 |
光明院斎場 | 府中市分梅町1-13-1 | 民営斎場 |
多磨寺 | 府中市紅葉丘2-33-2 | 民営斎場 |
さんわホール | 府中市新町1-65-12 | 民営斎場 |
府中市とは
府中市は、東京都の多摩地域に位置する市で、かつては武蔵国の国府が置かれていた土地です。この地域には古代の遺跡が多く、大化の改新後に武蔵国の国府となってからは政治・経済・文化の中心地として栄えていました。鎌倉時代には要衝地域として発展し、江戸時代は甲州街道の宿場の中でも最大となる「府中宿」がありました。市内からは多摩丘陵、富士山が見え、住宅地として開発が進んでいますが、緑も豊富な街です。1933年に目黒競馬場が目黒区より移転して「東京競馬場」が開場されましたが、この辺りは昔から馬との関りが深く、現在の馬場大門のケヤキ並木あたりでは馬市が盛んに行われていました。すぐそばにある大國魂神社は、鎌倉時代には多くの武将が戦勝祈願を行うなど、歴史的に見ても要衝として栄えていた場所です。大國魂神社は、源頼朝が正室の北条政子が出産をする際に安産祈願を行ったことでも知られています。そのほか文化財としては、武蔵府中熊野神社古墳、武蔵国府跡、善明寺の鉄造阿弥陀如来坐像・鉄造阿弥陀如来立像、分倍河原古戦場などがあります。現在市内には、キユウピー、サントリー、東芝など大企業の製造拠点も多くあり、歴史と豊かな自然を有しながら商業的にも発展しています。
厚生労働省が発表している「平成20年~平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、府中市の総人口は251,043人。年間の死亡者総数は8,536人となっています。
現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者8,536人はほぼそのまま府中市で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、府中市では毎日23.4人の方の火葬が行われている計算になります。
府中市の死亡者数は東京都のなかで21番目という順位で、1日あたり23.4人の方の火葬が行われているというのは比較的多い方です。冒頭で紹介した公営斎場の府中の森市民聖苑は府中市民のための斎場ですが、火葬炉の数はそれほど多くありません。そのため、予約が集中してしまうと不本意ながら火葬待ちという状態となることもあり得ます。費用を抑えて満足できるご葬儀を行うためには、出来る限り早い段階で葬儀社の担当者へ相談することをお勧めいたします。
葬儀でよくあるトラブル
国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。
大切な葬儀で料金トラブル発生!-後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと-
このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。
レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。
- 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
- 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
- 追加サービスにより請求金額が高額になることがある
葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。
葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。府中市にお住まいの方もまた例外ではありません。
府中市で葬儀・火葬を行うなら、信頼できる葬儀社に相談を
葬儀を依頼する際は、十分に信頼できる葬儀社を選ぶことが重要です。
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