稲城市で葬儀・家族葬のできる斎場を探す
稲城市の斎場・火葬場
東京都・稲城市の市民が利用する代表的な斎場・火葬場としては、南多摩斎場があげられます。
南多摩斎場は、町田市上小山田町2147番地にあり、稲城市の中心地からは約13㎞とやや距離はありますが、稲城市、八王子市、町田市、多摩市、日野市の5市で組織される南多摩斎場組合が運営する公営斎場です。交通アクセスは京王相模原線・南大沢駅からタクシーで約5分です。第1駐車場のほか第2、第3駐車場が設けられており、約100台(バス・一般車両・身体障害者)まで駐車可能のため、お車でのアクセスも便利です。建物は、火葬棟、式場棟、待合棟に分かれており、火葬炉は12基、式場は3室、待合室は13室という規模の総合斎場です。3つある式場は、第1式場(104人)、第2式場(35人)、第3式場(80人)というキャパシティで、小規模な家族葬から社葬まで幅広く対応可能です。
南多摩斎場の火葬室を稲城市民が利用する場合、料金は無料です。上記組合に属さない自治体の住民が利用する場合の料金は50,000円(12歳以上)となっています。式場は、第1式場140,000円、第2、3式場はそれぞれ50,000円です。第1式場と第2式場には祭壇が常設されており、仏式・正宗式・神式・キリスト式・花葬用台があります。ユニットシャワーも設置されているためとても便利です。どの式場にも寺院関係者控室・遺族控室が併設されています。
南多摩斎場は、上記5市の市民が費用を抑えてご葬儀を行うことができるよう開設された公営の斎場ですが、設備の充実度も高く、施設内には日本庭園が設けられるなど、緑豊かで心落ち着く環境となっています。火葬室は重厚な造りですが、待合室などは採光性に優れ、穏やかで明るい環境です。そのほか、利便性を考えて式場棟の2階に授乳室・コインロッカー・自動販売機を設けています。売店ではお弁当の手配も可能です。
そのほか、稲城市の近くには府中の森市民聖苑があります。稲城市の中心地からは約4.9kmの距離にあり、交通アクセスは、京王線・東府中駅から徒歩12分です。距離的にはこちらが近いですが、府中市が運営する公営斎場のため、故人もしくは施主が府中市民であることが使用要件です。法要室に限ってはどなたでも利用できます。火葬場、葬儀式場が揃っており、稲城市民が利用しやすい斎場としては、日華斎場・多磨葬祭場があります。こちらは稲城市の中心地から約5.2kmという距離のため、近さではそれほど差がありません。交通アクセスは、西武多摩川線・多磨霊園駅から徒歩10分です。民営斎場のためどなたでも利用可能ですが、火葬料は等級ごとに異なり、特別殯館165,000円、特別室105,000円、最上等59,000円となっています。式場の利用料金は、思親殿と2階お清め室を合わせて410,400円、行華殿(松・竹)と2階お清め室を合わせて248,400円です。コストで考えれば、冒頭で紹介した南多摩斎場の方がお安いですが、お住いの場所からの距離などによっては日華斎場・多磨葬祭場も選択肢の1つでしょう。
稲城市で利用者の多い斎場
南多摩斎場以外で、稲城市民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。
斎場名 | 住所 | 公営/民営の区分 |
---|---|---|
医王寺 国宝殿 | 稲城市大丸1417 | 民営斎場 |
円照寺 大慈会館 | 稲城市大丸851 | 民営斎場 |
百合丘セレモニーホール | 川崎市麻生区高石1-23-8 | 民営斎場 |
多磨寺 | 府中市紅葉丘2-33 | 民営斎場 |
西光寺 不動殿 | 川崎市麻生区黒川41-1 | 民営斎場 |
常念寺 栗平会館 | 川崎市麻生区栗木203 | 民営斎場 |
林清寺 青谷殿 | 川崎市麻生区栗木台1-15-1 | 民営斎場 |
京王メモリアル調布 | 調布市布田2-34-6 | 民営斎場 |
稲城市とは
稲城市は、東京都の多摩地域の南部に位置する市です。隣接する自治体は、調布市、府中市、多摩市、神奈川県川崎市で、多摩川の右岸にあり、多摩丘陵の北東部に位置しています。住宅地として開発が進んでいますが、市内には森林も多く残り、農業も市域の各所で営まれており、特産品は梨、葡萄などです。稲城大橋の建設によって多摩南部との行き来が便利になり、「矢野口」「稲城長沼」「南多摩」「京王よみうりランド」「稲城」などの駅周辺が栄えています。よみうりランドの敷地の一部は稲城市の飛び地です。鶴川街道の拡張によって市内では宅地開発が進んでいますが、未だに里山も多くあるため、タヌキ、ハクビシン、オオタカなどの野生動物が生息しており、多摩丘陵は南山(みなみやま)と呼ばれ、自然が豊かな里山として地元の方々から愛されています。市の人口の推移を見ると、右肩上がりの増加となっており、近いうちに10万人を超えると予測されています。若葉台などの新興住宅地には高層マンションも建設され、新宿など首都エリアのベッドタウン化がさらに進んでいます。市内の名所・旧跡には、弁天洞窟(新東京百景)、穴澤天神社 (式内社)、青渭神社(式内社論社)などがあり、穴澤天神社の境内には、稲城の地名の命名者と伝えられる漢学者窪全亮の私塾「奚疑塾」の顕彰碑が建っています。
厚生労働省が発表している「平成20年~平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、稲城市の総人口は83,781人。年間の死亡者総数は2,575人となっています。
現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者2,575人はほぼそのまま稲城市で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、稲城市では毎日7.1人の方の火葬が行われている計算になります。
稲城市の死亡者数は東京都のなかで16番目に少なく、1日あたり7.1人の方の火葬が行われているというのはけっして多くはありませんが、冒頭で紹介した南多摩斎場は稲城市民はもちろんのこと、多摩市、八王子市、日野市など多くの周辺自治体の住民が利用する斎場です。誰もが充実した設備を利用し、費用を抑えながらも納得の行くご葬儀を行いたいと考えているでしょう。予約が集中した結果、不本意ながら火葬待ちという状態となることを避けるためにも、出来る限り早い段階で葬儀社の担当者へ相談することをお勧めいたします。
葬儀でよくあるトラブル
国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。
大切な葬儀で料金トラブル発生!-後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと-
このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。
レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。
- 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
- 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
- 追加サービスにより請求金額が高額になることがある
葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。
葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。稲城市にお住まいの方もまた例外ではありません。
稲城市で葬儀・火葬を行うなら、信頼できる葬儀社に相談を
葬儀を依頼する際は、十分に信頼できる葬儀社を選ぶことが重要です。
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葬儀についてもし気になることがありましたら、まずはお電話でご相談ください。葬儀の手順や進め方、サービスの項目や料金など、各葬儀社の担当が、どんなことでも誠意を持って対応いたします。