八王子市で葬儀・家族葬のできる斎場を探す

八王子市の斎場・火葬場

東京都・八王子市の代表的な斎場・火葬場としては、八王子市斎場があげられます。

八王子市斎場は、八王子市山田町1681-2にある八王子市が運営する公営斎場です。交通アクセスは、京王高尾線・山田駅から徒歩8分となります。火葬場と斎場（葬儀式場）を併設する総合斎場のため、八王子市民がとても利用しやすく人気があります。火葬場はどなたでも利用できますが、斎場（葬儀式場）に関しては、八王子市斎場で「火葬の予約」をされた方のうち亡くなった方が八王子市民もしくは ご親族の喪主の方が八王子市民の方に限っています。それ以外の方は利用できません。施設の概要を見ると、火葬室は8基あり、併設する火葬待合室は定員36名、52名、54名のお部屋に分かれています。葬儀式場には、第1式場、第2式場があり、各式場ともに受付・お清め場所・控え室が附帯しています。

利用料金を見ると、火葬室は八王子市民の場合は無料で利用できます。市外住民の場合の火葬室使用料は50,000円（12歳以上）となっています。式場の利用料金ですが、第一式場（150人用）は、通夜のうち夜間付添いありは1回35,000円、なしは25,000円、告別式は25,000円となっています。第二式場（80人用）は、第一式場よりそれぞれ5,000円お安くなっています。ただし、こちらの金額は死亡者の住民登録が八王子市である場合に限ります。

八王子市斎場は国道16号のそばにあるためアクセスも良く、駅からも徒歩圏内のため会葬者も行きやすい斎場です。シンプルな造りですが利用者目線で導線を考え、正門入口からは車椅子専用のなだらかなスロープの歩行者専用道路が整備しています。公営斎場のため宗旨宗派を問わず利用可能で、八王子市民にとってはなくてはならない総合斎場です。

そのほか、八王子市の近くには南多摩斎場があります。交通アクセスは京王相模原線・南大沢駅からタクシーで約5分となっており、八王子市の中心地から約10㎞の距離にあります。南多摩斎場は、八王子市・町田市・多摩市・稲城市・日野市の5市で組織される南多摩斎場組合が運営しています。火葬炉12基・式場3式場・待合室13室という規模で、約100台分の駐車場も備えられています。こちらも火葬料に関しては無料となっています。八王子市民が式場を利用する場合、第1式場は140,000円、第2、3式場は50,000円となります。待合室は火葬時は無料で通夜の時は10,000円となっています。南多摩斎場の敷地内には日本庭園があり、とても情緒ある斎場です。八王子市内からは少し距離がありますが、こちらもお薦めできる斎場です。

八王子市内にあるその他斎場

八王子市斎場以外で、八王子市民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。

八王子市とは

八王子市は、東京都の多摩地域の南部に位置する市で、東京都で唯一の中核市に指定されています。現在、多摩地域最大の都市である八王子市の歴史を見ると、北条氏照が牛頭天王の8人の王子神「八王子権現」を祀り八王子城と名づけことが市名の由来と言われています。豊臣秀吉による小田原征伐で落城すると、後北条氏の旧領全域と共に徳川家康が転封されました。そのためこの地がのちに八王子千人同心の根拠地となり、江戸時代には関東各地の直轄領を支配する代官18人が駐在しました。甲州街道が整備されてからは道中最大の宿場町、多摩地域の物資集散地として栄え、明治になってからは織物産業が繁栄し、流通の拠点としても経済的に発展して行きました。近年、人口は緩やかな減少傾向となっていますが、1976年に入居が始まった多摩ニュータウンには現在も開発が継続され、2016年現在22万人が居住しています。若い世帯の転入も比較的多いことから三井アウトレットパーク 多摩南大沢など新しい商業施設も増えており、高尾山・陣馬山などの自然や日本100名城の八王子城跡、高尾山薬王院などの観光スポットも多いため幅広い世帯から人気のある街です。

厚生労働省が発表している「平成20年～平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、八王子市の総人口は573,311人。年間の死亡者総数は21,787人となっています。

現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者21,787人はほぼそのまま八王子市で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、八王子市では毎日59.7人の方の火葬が行われている計算になります。

八王子市の死亡者数は東京都のなかで7番目という上位に位置しており、１日あたり59.7人の方の火葬が行われているというのはかなり多い方です。冒頭で紹介した公営斎場は八王子市民のための斎場ですが、こういった状況のため、予約が集中してしまうと不本意ながら火葬待ちという状態となることもあり得ます。八王子市火葬場は市外からの利用者も多く、その割合は1割を超えています。お住まいの場所から近いところで費用を抑えて満足できるご葬儀を行うためには、出来る限り早い段階で葬儀社の担当者へ相談することをお勧めいたします。

葬儀でよくあるトラブル

国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。

大切な葬儀で料金トラブル発生！－後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと－

このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。

レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。

• 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
• 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
• 追加サービスにより請求金額が高額になることがある

葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。

葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。八王子市にお住まいの方もまた例外ではありません。

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