つくば市で葬儀・家族葬のできる斎場を探す

つくば市の斎場・火葬場

茨城県・つくば市の方が利用する代表的な斎場としては、つくばメモリアルホールがあります。

つくばメモリアルホールは、つくば市が運営する公営斎場です。茨城県つくば市玉取1766にあり、交通アクセスはつくばエクスプレス線・つくば駅から車で約10分となっています。つくばメモリアルホールには火葬場と通夜・告別式を行う式場が揃っており、お通夜からご葬儀まで一貫して行えるほか、法要、法事の会場として利用することもできます。施設概要を見ると、火葬棟には火葬炉、収骨室、告別ホール、霊安室などがあり、斎場棟には大式場（120席）1室と小式場（70席）2室、待合棟には和室（50名収容）と洋室（48名収容）の待合室が合わせて6室あります。また、各式場には、前室、遺族控室、導師控室などが併設され、遺族控室には5名まで宿泊（仮眠）することができます。そのほか、つくばメモリアルホールには法要・法事室が和洋3室、別途設けられており、総合斎場と呼べる充実の設備環境を有しています。

料金設定を見ると、故人または申請者（葬儀を執行する者）がつくば市の住民の場合、火葬料は5,000円（13歳以上）となります。待合室は2時間まで1室につき5,200円、大式場は通夜・葬儀それぞれ1回につき47,100円で、小式場は通夜・葬儀それぞれ1回につき31,400円、いずれも仮眠に使用する場合は1回10,400円です。そのほか、霊安室は24時間まで5,200円、法事・法要室は3時間まで1組5,200円、以降1時間ごとに1,750円となっています。

つくばメモリアルホールは、つくば市の住民にとってリーズナブルな価格というだけでなく、通夜終了後に故人のご遺体に付き添えることや、火葬場と式場が揃う便利さからとても人気があります。しかしながら、人気があるために利用者が多く、予約するタイミングによっては火葬待ちとなる可能性があります。

そのほか、つくば市民が利用しやすい斎場・火葬場としては、常総市斎場（火葬場）があります。つくば市の中心地からは約13km、車で22分くらいの距離です。常総市斎場をつくば市民が利用する場合、火葬料は38,000円（13歳以上）となります。なお、常総市斎場に通夜・告別式を行う式場は併設されていないため、別途民間の斎場等を利用しなければいけません。火葬料が割高になること、式場がないことなどを考えると、つくば市の方にはつくばメモリアルホールの利用をお薦め致します。

つくば市内にあるその他斎場

上記以外で、つくば市民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。

つくば市とは

つくば市は茨城県の南部、県南地域に位置する市です。つくば市は全域が筑波研究学園都市となっており、学術・研究都市として知られています。その歴史を見ると、かつては純農村地帯だったつくば市ですが、1960年代から筑波研究学園都市としての開発が進み、現在市内には多数の研究機関が立地しています。また、つくばエクスプレスの開業によって東京都心まで最短45分となり、ベッドタウンという側面を持つようになりました。その一方で、現在も農業が盛んなつくば市では、日本一の生産量を誇る芝のほか、つくばねぎ、米、小麦、ブルーベリーなどが生産されています。また、つくば市には県内第二の観光都市という一面もあり、筑波山、つくばエキスポセンター、宇宙航空研究開発機構筑波宇宙センターなど、観光スポットが多数あります。

厚生労働省が発表している「平成20年～平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、つくば市の総人口は208,522人。年間の死亡者総数は7,349人となっています。

現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者7,349人はほぼそのままつくば市で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、つくば市では毎日20.1人の方の火葬が行われている計算になります。

1日あたり20.1人というのは他の市町村と比べても多い方と言えるでしょう。つくばメモリアルホールには火葬炉が6基ありますが、1日最大12件までと決められていますから、1日あたり20.1人の火葬を行うことはできないのです。つくばメモリアルホールが予約できない場合は常総市斎場など近隣自治体の火葬場を利用することも選択肢の一つですが、費用的なメリットが大きく、お住いの場所からも近いつくばメモリアルホールを利用したい場合は、なるべく速やかに葬儀社の担当者へ相談することをおすすめします。

葬儀でよくあるトラブル

国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。

大切な葬儀で料金トラブル発生！－後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと－

このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。

レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。

• 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
• 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
• 追加サービスにより請求金額が高額になることがある

葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。

葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。つくば市にお住まいの方もまた例外ではありません。

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