世田谷区で葬儀・家族葬のできる斎場を探す

世田谷区の斎場・火葬場

東京都・世田谷区の代表的な斎場・火葬場としては、臨海斎場があげられます。

臨海斎場は、港区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区で組織する臨海部広域斎場組合が運営する公営の斎場です。臨海部広域斎場組合は、平成11年10月20日に設立され、火葬場および併設する葬儀式場の設置及び管理運営を行っています。大田区東海1-3-1にあり、交通アクセスは、東京モノレール「流通センター」駅から徒歩約10分です。火葬炉は10基あり、そのほか、霊安室、収骨室、待合ホール、控室、葬儀式場などが併設されています。また、告別ホールのほかに面会室も設けられているため、お花入れなど最後のお別れの時間を持つことができます。

火葬料は、組織区住民の場合34,500円（大人）となっています。組織区外住民が利用する場合は70,000円です。待合室は2,000円、柩保管施設（24時間）は3,000円となっており、葬儀施設に関しては、式場56,000円、遺族控室14,000円、会葬者控室30,000円の合計10万円となっています。いずれも組織区住民が利用する場合の料金で、組織区外住民が利用する場合は合計30.2万円となります。組織区住民として利用できるのは、死亡時に世田谷区、品川区、目黒区、大田区及び港区の区域内に住所があった場合となります。

臨海斎場は、通夜・火葬・葬儀まで一貫して行える公営の斎場です。斎場には和室4畳、10畳の遺族控室があり、お通夜の晩は宿泊も可能です。入浴設備はありまずが、貸布団と朝食は館内の売店でのお取次ぎとなります。また、霊安室もあるためお亡くなりになられた病院などから直接斎場にご遺体を搬送することができます。葬儀式場は4つあり、椅子で70席設置できます。

そのほか、世田谷区に近い斎場・火葬場としては、「代々幡斎場」があります。東京博善が運営する民営斎場で、幡ヶ谷駅から徒歩6分のアクセスです。火葬料は、等級によって異なりますが、最上等の場合は59,000円（大人）となります。式場の利用料もお部屋によって異なり、竹108,000円～雲972,000円とかなり幅があります。臨海斎場と比較すると、民営斎場ということもあり、少しお高くなっています。

世田谷区内にあるその他斎場

臨海斎場以外で、世田谷区民が利用しやすい主な斎場・火葬場には以下のようなものがあります。

世田谷区とは

世田谷区は東京都の特別区で、東京23区の南西部に位置する自治体です。隣接する自治体は、杉並区、渋谷区、目黒区などです。もともと世田谷区のエリアは武蔵国に属していましたが、昭和の世界恐慌後に旧東京市に編入されました。面積は、1990年代までは東京特別区で最大でした。人口は、昭和7年の時点では当時の東京35区中で最少でしたが、平成27年4月1日に初めて90万人を突破し、現在は東京23区中で最多です。かつては農村地域だった世田谷区ですが、戦後宅地開発が急速に進み、現在も人口の増加に合わせるように住宅建設が続いています。しかし、区内には455箇所の公園施設があり、緑も豊かな土地です。主な公園には、砧公園、羽根木公園、世田谷公園、馬事公苑、駒沢オリンピック公園などがありますが、多摩川と接していることも暮らしやすい緑豊かな環境づくりに役立っています。また、観光商業スポットとして、二子玉川、三軒茶屋、下北沢などがあり、若い世帯から人気のある町です。

厚生労働省が発表している「平成20年～平成24年人口動態保健所・市区町村別統計の概況」によると、世田谷区の総人口は861,122人。年間の死亡者総数は29,534人となっています。

現在の日本は火葬率ほぼ100% と言われており、この年間死亡者29,534人はほぼそのまま世田谷区で1年に行われる火葬の数と考えられます。1日あたりに換算すると、世田谷区では毎日80.9人の方の火葬が行われている計算になります。

世田谷区の死亡者数は東京都内で2番目となる数で、１日あたり80.9人の方の火葬が行われているというのは非常に多いと言えるでしょう。公営斎場として臨海斎場がありますが、組織区住民からの予約が集中した際には、火葬待ちという不本意な状態となる可能性があります。近隣には多数の斎場がありますが、費用を抑えて納得のいく葬儀を行いたい場合は、出来る限り早い段階で葬儀社の担当者へ相談することをお勧めいたします。

葬儀でよくあるトラブル

国民生活センターは、2015年12月に葬儀サービスに関するレポートを公表しました。

大切な葬儀で料金トラブル発生！－後悔しない葬儀にするために知っておきたいこと－

このレポートは、近年の「斎場で行う、小規模・廉価な葬儀」へのニーズの高まりを背景に頻発している消費者と葬儀社の間での料金トラブルについて、トラブルの発生理由と、トラブル発生を未然に防ぐための対策について、消費者への周知・注意喚起を目的に公表されました。

レポートによると、葬儀を巡った料金トラブルが発生しやすくなる要因として、下記の3点を上げています。

• 消費者は短時間で様々な判断をしなければならない
• 葬儀社と十分な話し合いができないこともある
• 追加サービスにより請求金額が高額になることがある

葬儀は、親しい方を失ない悲しみに暮れる最中に行われるもの。葬儀の準備はご遺族にとって、どうしても冷静な対応を取りづらいタイミングに行うことになります。非常事態とも言えるような状況の中、故人を悼み、しっかりした葬儀を行いたいと考えるご遺族ほど、請求項目が煩雑になりがちで料金トラブルにも巻き込まれやすいというのは、極めて皮肉な現実です。

葬儀をめぐった料金トラブルは、地域を問わず起こり得ることです。世田谷区にお住まいの方もまた例外ではありません。

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