2018.3.20

献杯とは~献杯の意味と行うタイミング

献杯とは~献杯の意味と行うタイミング

献杯という言葉をご存知でしょうか。聞きなれない人もいるかもしれませんが、葬儀や法要後の会食で行う機会があるものです。
献杯とよく似た「乾杯」のほうが、私たちにとってはなじみ深いものですが、乾杯と献杯とは別の意味やマナーがあります。
今回は、献杯の持つ意味や行うタイミングなどについてご紹介します。

献杯は相手に敬意を表し、杯を差し出すこと

葬儀や法要では、故人を偲んで献杯する

献杯は、相手に敬意を表すため、お酒を注いだ杯(さかずき)を捧げるという行為です。葬儀や法要の会食の場で行うときは、故人の死を悼み、供養の気持ちを表す手段のひとつです。

献杯は日本に伝わる神聖な儀式

献杯ではお酒を杯に注ぎますが、日本では昔から、お酒を神様へのお供えもののひとつに用いてきました。神様へお供えするお酒のことを「御神酒(おみき)」とも言うように、何か儀式をするときに用いるお酒は、昔から神聖な役割を担っていました。
葬儀や法要後の会食で献杯を行うときは、故人を供養するという意味合いが強いものの、杯に入ったお酒が神聖なものであることには変わりありません。
神聖なお酒であるということは、献杯自体も神聖な儀式の一部であると考えられます。

乾杯は献杯と違い、西洋から伝わった文化のひとつ

献杯と乾杯とは、文字も読み方も似ています。しかし献杯は元々日本にあった文化でしたが、乾杯は西洋から伝わった文化が日本に浸透したものとされています。
献杯に比べて乾杯は、結婚式やお祝い事をはじめ、日常生活の中でも気軽に行うことが多いです。私たちにとってなじみ深い行為ですが、献杯とはルーツや目的が異なるようなので、混同しないようにしましょう。

葬儀や法要で献杯をするタイミング

献杯は葬儀や法要後に行う会食の開始時に行う

献杯を行うタイミングは、葬儀や法要後に行う会食のはじめというのが基本です。
まず全員が席についた段階で、位牌の前にお酒の入った杯を置き、遺族代表として喪主もしくは施主があいさつを行います。
あいさつが終わったら、参列者全員が杯にお酒やソフトドリンクを注ぎ合い、献杯の準備をします。準備ができたら、献杯の役割を任された人が短くあいさつをして献杯の発声を行います。ただし、あいさつやお酒を注ぐタイミングは、地域によって順番が前後することもあります。

献杯をするときのマナー

献杯が終わるまで食事に手を付けない

気を付けたいマナーの一つ目は、献杯が終わるまで食事に手を付けないことです。
葬儀や法要で献杯をするシチュエーションというと、目の前にお料理が並んだ状態であることがほとんどです。
葬儀や法要の日程次第では、会食が始まるころにはお腹がペコペコ・・・ということがあるかもしれません。ですが、全員が席に着き、献杯が終わるまではお箸を持たないようにしましょう。

献杯は乾杯としぐさが異なる

献杯と乾杯とは、似たような動作をするものの、細かい部分のマナーが異なります。
例えば乾杯では杯を高く掲げ、お互いの杯をカチンと合わせて音を鳴らすのが一般的ですが、献杯では持っている杯を少し掲げるだけです。杯を高く掲げるのはNGなので注意しましょう。
ほかにも、乾杯は全員で大きく「乾杯!」と唱和し、飲み干したあと拍手を行いますが、献杯では静かに唱和するのみにとどめます。

献杯の発声を依頼されたときのポイント

献杯の発声については、誰がするかという決まりが特にありません。喪主や施主自らが行うこともありますが、親族や友人が行うこともあります。
当日急きょ依頼される可能性もあるので、どんなあいさつをすればいいか、注意点を知っておきましょう。

献杯のあいさつは手短に

献杯を頼まれたら、その場に立つか、会場の前に出て参列者に向かって一礼をし、一言あいさつをします。
あいさつといっても食事前なので、1分ほどの長さで短くまとめるのがベターです。葬儀や法要後の会食は、故人を偲ぶ目的で行うので、お悔やみの言葉や遺族をいたわる気持ちを述べるといいでしょう。
弔辞では故人との思い出をあいさつに盛り込みますが、あまり長々と話すのは避けましょう。あいさつをしている間は、盃を胸の高さくらいに持っておきます。

献杯の発声時は杯の高さに注意

あいさつが終わったら参列者に手元の杯を持ってもらうよう促します。畳に座っている場合はそのままでもかまいませんが、椅子席の場合は参列者に立ってもらい、位牌や遺骨のほうへ向いてもらいます。
献杯の発声をするときは、杯を持ち上げ、音頭を取ります。杯を持ち上げるときは、顔の高さくらいにとどめてください。乾杯のように、勢いよく顔より高い位置にグラスをあげないように気をつけましょう。

献杯には故人を偲び、供養する目的がある

献杯と乾杯との違いやマナーを知っておこう

献杯は、葬儀や法要後の会食時に行うのが一般的です。献杯と乾杯とはよく似た言葉ですが、献杯は故人の死を悼み、供養のひとつであるとともに、神聖な儀式の一部でもあります。
献杯をするかしないかは地域差や宗教・宗派によって異なりますが、いざ行うとなったとき、失礼のないようにしたいものです。杯は少し掲げるだけにする、大きな声での唱和や拍手などは控えるといったマナーを頭に入れておきましょう。

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