2017.12.18

直葬(火葬式)とは?火葬のみという葬儀の形式

直葬(火葬式)とは?火葬のみという葬儀の形式

葬儀の形式は多様化していますが、火葬のみで故人とお別れをする、直葬(火葬式)という方法で見送る人も増えています。直葬は火葬式以外に、荼毘葬と呼ばれることもあります。
今回は、直葬(火葬式)の流れについてご紹介します。

直葬(火葬式)は最もシンプルな葬儀の形

火葬だけで故人とのお別れをする

直葬(火葬式)は文字通り、通夜や葬儀などを行わず、火葬だけで故人を見送る葬儀の形式です。
立ち会うのは遺族やごく親しい間柄の人だけで、祭壇も設けないことから、最もシンプルな葬儀といわれています。
直葬(火葬式)では、依頼しない限り僧侶による読経はなく、通夜ぶるまいや精進落としなどの席も設けることはありません。

直葬(火葬式)の準備から火葬までの流れ

直葬(火葬式)を行う前に、準備から火葬までの流れをチェックしておきましょう。

  1. 葬儀社に依頼する
  2. 死亡診断書を受け取る
  3. ご遺体の搬送と安置
  4. 葬儀社との打ち合わせ
  5. 火葬前日、故人と最後の夜を過ごす
  6. 火葬
  7. 収骨

直葬(火葬式)の流れ① 葬儀社に依頼する

ほかの葬儀の場合と同様、直葬(火葬式)を行う場合も葬儀社へ依頼します。
通夜や葬儀を行わない葬儀形式なので、準備はほとんど必要ありません。ですが、ご遺体の搬送や安置は必要で、個人で行うのは無理があります。火葬場も、個人では予約がとれない場合があるので、葬儀社へ依頼するほうがスムーズです。

直葬(火葬式)の流れ② 死亡診断書を受け取る

葬儀社の依頼とともに、医師から死亡診断書を受け取ります。書類の手続きは、葬儀社に依頼してもかまいません。
死亡診断書は、死亡の事実を証明する書類で、死亡届を出すのに必要です。死亡届は法律により、死後7日以内に役所へ提出することが決められている上、火葬するために必要な火葬許可申請書の手続きをするのにも必要です。

直葬(火葬式)の流れ③ ご遺体を搬送し、安置する

法律では、死後24時間以上経たないと火葬ができないと決められています。火葬までの間、ご遺体はどこかへ安置しなければなりませんが、自宅に安置できない場合は、どこかの斎場や霊安室へ搬送する必要があります。葬儀社と相談して、火葬場併設の斎場や、火葬場の霊安室に直接搬送することもあります。

直葬(火葬式)の流れ④ 葬儀社と打ち合わせをする

ご遺体が安置できたら、火葬の日取りについて、葬儀社と打ち合わせをします。直葬(火葬式)では僧侶を招かないのが一般的ですが、希望する場合は葬儀社に相談するといいでしょう。

直葬(火葬式)の流れ⑤ 故人との最後の時間を過ごす

ご遺体を火葬する前日、遺族は故人との最後の時間を過ごします。通夜の儀式は行いませんが、仏式葬儀における本来の通夜のように、可能な限り一晩中ご遺体に付き添います。ただし、ご遺体を安置する場所によっては、宿泊できない場合もあります。

直葬(火葬式)の流れ⑥ 火葬

火葬場へご遺体を搬送し、お焼香をしたあと、火葬を行います。火葬する前に、故人が愛用していた品や、思い出の品などを納棺することもできます。

直葬(火葬式)の流れ⑦ 収骨

火葬が終わったら、遺骨を骨壺に納め、自宅へと持ち帰ります。

直葬(火葬式)の一般的な費用

相場は20~30万円程度

直葬(火葬式)にかかる費用の相場は、地域差がありますが、20~30万円に設定されていることが多いです。一般的な葬儀で準備する、祭壇や会葬礼状や返礼品といった費用はかかりませんが、棺や枕飾り一式など最低限の費用は必要です。葬儀社によっては、遺体の搬送料や棺代などがパック料金として用意されていることもあるので、相談してみるといいでしょう。
料金を相談する時は、見積もりを取ることと、基本料金と別に追加料金の有無についても確認しましょう。何がオプションになるかを知っておくことで、後から高額の請求がきて、トラブルになるのを避けやすくなります。

直葬(火葬式)にかかる一般的な費用項目

  • ご遺体保存用のドライアイス
  • 別れ花
  • 枕飾り一式
  • 遺体搬送料
  • 火葬料
  • 休憩室料
  • 骨壺料
  • 人件費

徐々に直葬(火葬式)の件数は増えている

故人の遺志、経済的な問題で選ぶ人がいる

直葬(火葬式)は最もシンプルな葬儀といわれていますが、他の葬儀形式に比べ、少し特殊にも感じられます。実際、これまで特別な事情がない限り、直葬(火葬式)が行われることはほとんどありませんでした。
しかし現在は、シンプルだからこそ、直葬(火葬式)を選ぶ人も増えています。例えば身よりがいない人や、誰にも迷惑をかけたくないと考える人など、故人の遺志により、火葬だけで済ませたいという希望を持つ人が増えています。経済的な面でも、葬儀費用をなるべくかけたくないと考え、直葬(火葬式)を選ぶ人もいるようです。

遺族は十分に検討することが大切

どんなにシンプルでも、葬儀は葬儀・・・といっても、やはり従来の葬儀に慣れた人にとっては、直葬(火葬式)は物足りなさを感じることがあります。直葬(火葬式)をする場合は、事前に親族にきちんと説明し、理解を得ておきましょう。
遺族にしても、「やっぱりあの時、立派な葬儀をして見送ってあげたかった」と後悔を感じる可能性があります。故人の死を悼み、心を込めて見送れば、他の葬儀となんら変わりはないのですが、従来の葬儀よりシンプルなお別れになる分、心のしこりが残らないようにすることが大切です。

シンプルな葬儀を求めるなら直葬(火葬式)という選択肢も

直葬(火葬式)の手配は葬儀社に相談しよう

直葬(火葬式)は、ほかの葬儀形式と比較して、最も簡素な葬儀形式です。
「とにかくシンプルな葬儀でいい」、「見送ってもらえれば火葬だけで十分」と考える人にとっては、希望が叶う葬儀の形といえるでしょう。ただし、従来の葬儀に比べると特殊な部分があるので、遺族は十分に検討し、親族の理解も得る必要があります
直(火葬式)葬を行う場合、葬儀の準備はほとんどありませんが、一般人が手配をするのは難しいです。まずは直葬(火葬式)ができる葬儀社に相談し、依頼するといいでしょう。

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