2018.3.16

妊婦が葬儀に参列する時に気をつけるべきこと

妊婦が葬儀に参列する時に気をつけるべきこと

妊婦が葬儀に参列することは、マナー的に問題ありません。葬儀は故人を偲び、お別れをする場だからです。とはいえ、時と場合によっては参列を控えたほうがいいケースもあります。今回は妊婦が葬儀に参列する場合の気を付けるポイントや、参列を控えたほうがいいケースなどについてご紹介します。

妊婦が葬儀に参列する場合の注意点

葬儀は長時間身動きが取れないことが多く、妊婦の体に負担がかかることが多いです。それでなくとも、妊娠中の女性の体は、ホルモンバランスが変わり、心身ともに不安定な状態です。普段ならなんでもないことが危険につながることもあります。葬儀参列時は十分注意を払いましょう。

妊婦の葬儀参列時に気を付けたいポイント

  • 妊婦のときは匂いに敏感になりやすい
  • 葬儀ではなるべく体に負担がかからないように
  • 葬儀参列時は足元に注意
  • 葬儀で病気をもらわないように対策を

妊婦のときは匂いに敏感になりやすい

葬儀では、お線香やお焼香を焚くことが多いですが、匂いにも注意が必要です。妊婦のときはいつもより匂いに敏感になりがちだからです。普段なら何も感じないかもしれませんが、妊娠中は気分が悪くなることがあるので、気をつけましょう。

葬儀ではなるべく体に負担がかからないように

妊婦のときは重いものを持たないように気をつけたり、冷えないように注意が必要です。葬儀中は立ちっぱなしになることもあるので、かかとの高い靴を履くのも避けたほうが無難です。

葬儀参列時は足元に注意

妊娠中の転倒も流産につながることがあり、危険です。特に妊娠後期はお腹が大きくなり、足元が見えにくくなるので、妊婦での葬儀参列をするときは注意しましょう。履きなれた靴で葬儀に参列する、常にだれかに付き添ってもらうなどの対策をとることをおすすめします。

葬儀で病気をもらわないように対策を

妊婦の状態で葬儀に参列するときは、風邪をはじめ病気をもらわないように注意しましょう。葬儀は多くの人が訪れますし、会場は空気がこもりがちでいいとはいえません。妊娠中は病気になっても、薬の服用が限られるため、大変です。葬儀に参列するときは、対策をしていきましょう。

妊婦が葬儀参列前にしておきたいこと

周囲の人に妊婦であることを伝える

葬儀に参列するときは、遺族に参列していいかを確認し、参列する場合は周囲にも自分が妊婦であることを伝えておきましょう。妊娠初期はおなかもまだ目立たないことが多いので、伝えずに葬儀に参列して、周囲に迷惑をかけてもいけないからです。
先方が妊婦であることを承知した上で葬儀に参列するなら安心ですし、一言伝えておくことで、周囲の理解も得やすいはずです。

葬儀に参列することを、かかりつけ医に相談

妊婦の状態で葬儀に参列することが、不安だと感じる場合や自分では判断がつかない場合は、かかりつけ医に相談しましょう。アドバイスがもらえるはずです。

妊婦のときは体調次第で葬儀参列を控える

妊娠中の無理は禁物です。妊婦のときは、体調と相談し、場合によっては葬儀の参列を控えるほうがいい場合もあります。

  1. つわりがひどいとき
  2. 安定期に入るまでは無理をしない
  3. 臨月での葬儀参列
  4. 妊婦一人での参列
  5. 故人との関係性が薄いとき
  6. 葬儀の参列に対する地域の慣習があれば従う

葬儀参列を控えるケース(1)つわりがひどいとき

妊娠初期は、赤ちゃんの成長も著しく、人によってはつわりの症状が重くなることがあります。妊婦のときは匂いにも過敏になりやすいですが、葬儀中気分が悪くなっても、頻繁にトイレに行くのは実際難しい部分があります。つわりがひどく、参列が難しいと思ったときは無理せず控えるようにしましょう。

葬儀参列を控えるケース(2)安定期に入るまでは無理をしない

つわり自体はそこまでひどくなくても、安定期に入るまでの妊婦は、ちょっとした変化が流産など危険につながることがあります。葬儀会場によっては、椅子がない場合もあります。自分のためだけに椅子を用意してもらうのが難しいこともあり、立ちっぱなしや座りっぱなしになる可能性は考えておく必要があります。
長時間座るのが難しいなと思うときや、おなかが張っている、気分がよくないなど少しでも辛いと感じる場合は、参列を控えてかまいません。

葬儀参列を控えるケース(3)臨月での葬儀参列

臨月になると、妊婦としてもいつ赤ちゃんが生まれるかどうか、落ち着かない時期に入ります。長時間の葬儀参列で、何かあってもいけないので、なるべく葬儀参列を控えるか、短時間の参列にするほうがベターです。

葬儀参列を控えるケース(4)妊婦ひとりでの参列

妊婦のときは、転んだりすると大変なので、一人で葬儀に参列することは避けましょう。何事もなく葬儀参列が終わっても、帰り道に急に気が抜けて体調が悪くなる可能性もあります。親や兄弟、パートナーなどの付き添いがいれば、何か起こっても対応できるという安心感があります。ですが、一緒に葬儀へ参列する人がいないときは、急な体調不良が起こった場合に備えて、無理に葬儀へ参列することは避けたほうが無難です。

葬儀参列を控えるケース(5)故人との関係性が薄いとき

妊婦の葬儀参列は、故人との間柄によっても参列するかどうか、判断してもOKです。例えば、あまり故人とあまり面識がなく、親しい付き合いをしていない場合や、遠方の親戚の場合などは、参列を辞退してもかまいません。

葬儀参列を控えるケース(6)葬儀の参列に対する地域の慣習があれば従う

妊婦が葬儀に参列することは、マナー的に問題ないことですが、地域によっては、参列をしないことが、慣習として残っている場合があります。両親や年長者の人などに聞いて、もししきたりがあるようなら、参列は辞退したほうがいいでしょう。

妊婦が葬儀に参列できないのは「迷信」が関係している

地域によって、妊婦が葬儀に参列できない理由は、古くからの言い伝えが影響していると考えられます。昔から、「妊婦が葬儀に参列すると赤ちゃんがあの世に連れていかれる」、「赤ちゃんにあざができる」、「赤ちゃんが霊に取りつかれる」などといわれていました。今ではいわゆる迷信のひとつと考えられています。ですが、迷信が生まれた背景には、「妊婦に無理をさせない」という周囲の気遣いの裏返しともいわれています。

妊婦のときは葬儀後、火葬場への同行を控える

火葬場は葬儀より身動きが取れないことが多いため、妊婦のときはなるべく同行を控えたほうが無難です。体調が悪くなっても、すぐに帰宅することができないからです。
最近は控室のある火葬場もありますが、ほかの親族の手前、自由に休むのは難しいところです。同行するとしても、周りの人に相談し、どこかで休めるようなスペースを確保しておきましょう。

地域によっては妊婦が火葬場に同行するなら、おなかに鏡を入れる

地域によっては、妊婦が火葬場へ同行するときは、おなかに外向きにした鏡を入れておくところもあります。鏡を入れるのは、迷信のひとつで「妊婦が火葬場へいくと、赤ちゃんが一緒につれていかれる」と考えられてきたからです。
古くから鏡は邪悪なものを跳ね返す力があるとされ、鏡で赤ちゃんの魂が連れていかれることを防ごうとする意味があるそうです。迷信とはいえ、信じている人が多い地域の場合、火葬場へ同行するときは、腹帯などを使って鏡をおなかに仕込むようにしましょう。
最近は、マタニティ専用の喪服があり、ポケットがついているものもあるので、利用するのもいいでしょう。

妊婦のときはお通夜だけ参列し、葬儀は欠席する方法も

妊婦の葬儀参列は何かとリスクが伴い、思うように動けないかもしれません。とはいえ、故人と濃い血縁関係がある場合や、親しい付き合いをしていたときなどは、参列しないわけにはいかない、ということもあります。
そんなときは、お通夜だけ参列するという方法もあります。お通夜なら、葬儀に比べ短時間で終わることが多く、お焼香だけで失礼しても問題ない可能性が高いからです。
遺族には妊婦であると事情を説明した上で参列するといいでしょう。

妊婦で葬儀に参列できないときのお悔やみの方法

妊婦のときは、自分の体調が優先なので、葬儀に参列できなくても気に病む必要はありません。ですが、故人や遺族に対し、何らかの形でお悔やみの気持ちを表すことは、礼儀として大切なことです。

  • お香典を送る
  • 供花・供物を送る
  • 弔電を打つ

お香典や供花、供物を送る場合は、お悔やみ状も添えるようにしましょう。

葬儀後に弔問に訪れてもOK

妊婦のときは体調不良で葬儀に行けなかった場合、葬儀後、体調が落ち着いたときに弔問する、という方法があります。後日であっても、改めて弔問することで弔意を示すことはできます。弔問するときは、事前に遺族に都合を聞いてから伺うようにしましょう。

妊婦が葬儀に参列する時の服装マナー

妊婦のときは喪服でなくてもOK

妊婦の場合は、絶対に喪服を着ないといけないわけではありません。おなかが大きくなって喪服が着用できないときは、ゆったりしたデザインで、黒や紺のワンピースやブラウスとスカート、パンツ、カーディガンといった、地味な服装であれば問題ありません。スカート丈はヒザ下になるようにしましょう。
ただし、通常葬儀では喪服の着用が基本です。妊婦であっても、おなかが目立たない段階で、喪服が着用できそうなときは、喪服を着用するほうがベターです。女性の場合、喪服はブラックフォーマルと呼ばれる、黒のアンサンブルやワンピース、スーツなどのことをいいます。

葬儀に備えてマタニティ用の喪服があると便利

喪服にも、妊婦用のマタニティタイプがあります。ゆったりした着心地になるよう作られているので、突然の葬儀に備えて、一着用意しておくというのもひとつの手段です。
あるいは、葬儀のときだけレンタルするという方法もあります。

妊婦は冷えが大敵!葬儀参列にストールやタイツを

冬場はもちろん、夏場の葬儀でも、冷房が効きすぎて寒く感じることがあります。体の冷えは妊婦にとってよくありません。黒や地味な色のストール、ひざかけなどを持参し、冷やさないようにしましょう。
足元も、通常は黒のストッキングを着用しますが、妊婦の場合は冷え防止に、少し厚めのタイツがおすすめです。タイツはシンプルな黒色で、なるべく締め付けないようなものを選びましょう。

妊婦のときはヒールのない靴でもOK

一般的に葬儀では、3㎝~5㎝程度のヒールがある靴を履くのがマナーといわれていますが、妊婦のときはフラットなパンプスでもOKです。転倒のリスクはなるべく減らしましょう。
ヒールがない場合でも、なるべくシンプルなデザインのものを着用するのがマナーです。光沢や飾りのある華やかなデザインのパンプス、オープントゥのパンプスは避けましょう。

葬儀のときは化粧を薄めに

葬儀参列時のメイクは、薄化粧が基本です。厚化粧もいけませんが、妊婦だからといってノーメイクもNGなので注意しましょう。髪の毛も、長さがある場合は一つにまとめるなどして、清潔感が出るようなスタイルに整えましょう。

妊婦の葬儀参列は当日の体調との相談を

無理のない範囲で葬儀参列を行おう

葬儀の機会は突然訪れるもので、妊婦のときに知らせを受ける可能性もあります。葬儀のマナーはさまざまあり、妊婦のときは参列するかどうか悩むことがあるかもしれません。
妊婦だから葬儀に参列できないわけではありませんが、妊婦だからこそ無理も禁物です。葬儀当日に参列できなくても、ほかの方法でお悔やみの気持ちを伝えることもできます。周囲の人に相談しつつ、当日の体調に合わせて、無理のない範囲で葬儀に参列するかを決めましょう。

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